入居者募集中! TENTO mass-mass 地元の[YAMAKITA]間伐材でツクル シェアオフィス

コンセプト

オープンして4年目のmass×mass。社会的課題をビジネスの手法で解決する起業家たちが集うコワーキング・スペース/シェアオフィスとして、これまでに多くの方々にご利用/ご活用いただいてきました。mass×mass自身も、まちづくりや社会の課題解決にいろいろな形で関わり、さまざまなプロジェクトを生み出しながら日々成長を続けています。

『“横浜で働くこと = 横浜の水源を守ること” それが繋がったら素敵じゃない?』 そんな言葉から始まった、本プロジェクト。間伐材を使うことで、森に光を入れ健康な森を維持し、大切な水源の森を維持することに貢献したい。本プロジェクトは“働く”職場であるオフィスに間伐材を活用することで、私たちの暮らす横浜の水源を守るプロジェクトです。

横浜で働く = 横浜の水源を守る

横浜の水源“YAMAKITA”

神奈川県の最西端に位置する“山北町“は、丹沢山系の西側のまち。まちの中央に1978年に作られた三保ダムによる丹沢湖があり、玄倉川、世附川、中川川の3つの支流により出来ています。神奈川県内では数少ない酒処となっており、ダムがあることから水力発電所も多い場所です。まさに水のまち“YAMAKITA”。

丹沢湖に蓄えられた水を下流の飯泉取水ぜきで取水し、横浜市への水量は605,200㎥。

かながわの森/林業の今

日本の林業は時代の変化により、木材生産活動の停滞などの影響で、林業従事者は年々減少しています。昭和35年に44万人いた人数が、平成22年には7万人となっています。
神奈川県はその中でも急速に林業離れが進んだ県で、他県と比べ木材生産活動に必要なさまざまな機能が失われた状態です。

▶山北の風景

成長した森林の活用【間伐材の活用】

プロジェクトメッセージ

山北の魅力を多くの人に

現在コメント作成中

山北町森林組合 専務
池谷 和美

“働く”という行為で、課題解決できるオフィス

マスマスも4年目へ。 この横浜で多様なステージの起業家やソーシャルビジネスの担い手、そしてスタートアップのITベンチャー、あたらしいサービスを生み出そうとするクリエイターなど、本当にさまざまな人達が集まり大きなシナジーを生みはじめています。これからは、集った起業家同士がつながり、街や社会的課題にチームを組んで飛び出していける存在になりたいと思っています。
今回のあたらしい空間の増設をすることで、同じ神奈川にある山北町の森林保全に貢献すること、さらに集う起業家の皆さんにとっても働き易いオフィス環境、コミュニケーションの場を生み出していきたいと思います。

関内イノベーションイニシアティブ株式会社 代表取締役
治田友香

建材としての間伐材の可能性

一般的に、間伐は幹の径が小さい木に対して行われるため、建物の主構造になる柱や梁にするには細かったり短かったりするのですが、この小さな寸法を活かして内装の下地に使う角材やフローリングや羽目板などに間伐材が用いられることがあります。
今後より多くの需要が見込まれている中古ストックなどに対するリノベーションなどに対しても活用が期待され、今回のシェアオフィスでも内装部材、造作家具に間伐材を用いています。
また、少し視野を広げてみると、高齢社会化に伴う林業従事者の減少を主に、様々な社会問題とリンクしていて、クラウドファンディングの活用による地産材を用いた注文家具の製作販売プロジェクトや、SNSを活用した一般の方向けのDIYワークショップ開催など、新しい切り口でこの問題へのアプローチを図ることもできると思います。

アイボリィアーキテクチュア 建築家
原崎寛明

オフィスイメージ

間伐材を利用したブース
まるで町のようなシェアオフィス

「場所を借り、小屋を建て、家具を選び、装飾をしていく。」という家づくりのような仕組みをシェアオフィスに導入し、実際の町のように、入居する方々によって環境が作られていくオフィス空間を計画しています。間伐材を常時ストックし、入居者どうしで実際に壁に使う木材に塗装や加工をしてみたり、普段使う家具を考えたり、または新しいアイデアに使ってみたりと、材料を使う段階から関わってもらうことで、間伐材をどのように活用していけるかという課題の共有を図っています。

人と情報の集まる場所を、同時に素材のストックルームとして利用していくことで、新しいアイデアが生まれる発信拠点になっていけばと思います。人の「交流」と間伐材の「流通」と「物流」をつないだ、プロジェクトシェア型オフィスです。

アイボリィアーキテクチュア 建築家
永田賢一郎

オフィス模型 ※初期イメージ

エントリー/入居希望の皆様へ

あたらしいオフィス空間はこの2015年1月〜2月に少しずつ内装工事を進めていきます。
内装の工程中に、何度か内覧会を行いますのでご興味のある方はぜひ起こし下さい。
mass×massは2014年4月より「地域」× クラウドファウンディング のプラットフォームFAAVO横浜の運営をはじめ、地域の課題解決を目指す起業家の育成を支援する、横浜市経済局のソーシャルビジネス・スタートアップ講座の企画・運営など、地域やコミュニティに特化した事業を進めてきました。

今回のあたらしいオフィス空間「TENTO」は入居メンバーと一緒に【まちづくり】【コミュニティデザイン】等、地域の魅力を伝えていくプラットフォ–ム、そして持続可能なみらいへの課題解決型のソーシャルコミュニティを作っていきたいと思っています。

第一次入居者募集に関しましては、エントリー後、書類選考&面談後、審査を経て入居決定とさせていただきます。ご興味ある方は下記より御問い合せ下さい。ご連絡お待ちしております。

《第一回内覧会 2015年1月17日(土)10:00〜12:00 午前の部》
《第二回内覧会 2015年1月17日(土)15:00〜17:00 午後の部》
《第三回内覧会 2015年1月22日(木)19:30〜21:00》

※上記日程で都合が合わない方は、個別内覧対応も別途スケジュール可能です。下記エントリーより希望の日程をいくつかご連絡下さい。

エントリー

キックオフイベント

【終了!】山北と横浜をつなぐフューチャーセッション!
横浜のを楽しもう!

木のある暮らしを考えよう。神奈川の水源“山北町”の森、サスティナブルな未来の仕組みを考えよう!

神奈川の一番東、イースト・コーストとしての横浜。370万人が暮す大都市。そして同じ神奈川の一番西、ウエストランドとなる山北町。県内では横浜市・相模原市の次の大きさを誇る山北町の人口は1.1万人。 この山北町は他の日本の中山間地同様、人口減少と高齢化が進み、さまざまな課題が浮き彫りになってきています。その中でも林業、森林放置の問題は年々大きくなってきています。横浜という大都市と、山北という山間部を課題ベースではなく、楽しく・面白く・豊かにを軸につなげるプロジェクトをスタートさせました。一人でも多くの方にご参加いただき、山の資源を正しく使うライフスタイルを探る時間。ぜひ遊びに来てください!!

日付:11月3日(月)祝 
時間: 9:30  開場
    10:00  ご挨拶/ファシリテーター(総合司会)一般社団法人SoLaBo 鈴木 高祥
    10:10  これまでのプロジェクトについてシェア/mass×mass 森川&アイボリィアーキテクチュア
    10:40  木のある暮らしについて/天然住宅 相根昭典http://tennen.org/
    11:15  気づきのシェア
    11:30  フューチャーセッション
    12:15  各グループ発表
    12:30  終了
場所:mass×mass|関内フューチャーセンター 1F 
参加費: 無料 《お好みで!お求め下さい!》山北町の天然水で淹れたスペシャリティコーヒー&横浜のおいしいパン  各300円

主催: mass×mass 関内フューチャーセンター
共済: 山北町森林組合
担当:森川(関内イノベーションイニシアティブ)
連絡先:携帯 090-9971-0250 Mail morikawa@massmass.jp 
参加人数:30名まで

※FBイベントページにてお申込下さい。

まちづくりプラットフォームへ  


プロジェクト伴走型の多様な人材が集う場所

今回同じ神奈川県の最西端の山北町の間伐材を活用して、既存スペースの2Fに新たに空間を増やすことになりました。
全国で最初に林業をあきらめた県と言われる神奈川の林業の“現状”を学びながら、多くの方々と一緒に《間伐》《製材》《地域》などの現場を学び拝見しながら約半年程をかけて、オフィスづくりを進めてきています。

神奈川県の人にとって山北は夏休みやGWに1度は訪れたことのある思い出の場所、または自分も小学校の社会見学で丹沢湖:三保ダムを訪れたのが山北町との最初の出会いです。
これまであまり深く知ることのなかったダム・キャンプの街が、現在どのような魅力&課題を内包しているのか、少しずつ理解をするとともに、横浜にとって大切な水源である山北の森について学ぶことは非常に興味深く、自然の中で過ごす時間の大切さを改めて感じることができました。
今回一緒にチームを組んでくれているアイボリィアーキテクチュアと一緒に、何度も山北町を訪れゆっくりと考えながら、地元の方と交流をしながら場づくりを進めてこれたことに感謝しています。天然の地場木材を活用したシェアオフィス。2015年1月頭の現在ではまだ完成してはおりませんが、きっと良い空間になるはずです。ぜひ、完成後には一度遊びに訪れていただけたらと思います。

また、間伐材を活用するプロジェクトは今後も継続的に進めていく予定です。夏には関わる皆とキャンプ等も出来たら。。妄想中です。
ぜひ《まちづくり》や、《コミュニティデザイン》などに興味のある、人と人、人と地域をつなぐことに興味のある人たちに使ってもらえたらと思っています。引き続き、よろしくお願い致します。

関内イノベーションイニシアティブ株式会社 ディレクター
LIFT45 プランナー
森川正信