今年も開講!求む、地域を変えるイノベーター!
近年、人口減少・高齢化と国全体が大きく変化する社会環境の中で、ここ横浜も例外ではありません。
特に高度経済成長時代に全国から都市部への人口移動によって形成された横浜では、今後急速に高齢化が進みます。私たちが生きる日本は今後、高齢化に伴う医療や福祉の考え方や仕組み、人口減少による労働力低下を補うテクノロジーの進化、ITを活用したサービスなど、さまざまな技術革新や革新的サービスが求められる時代へと突入していきます。
ソーシャルビジネス・スタートアップ講座は、ソーシャルビジネス分野の起業を志し、それぞれが持つ【課題】意識を、実際に“起業”というアクションへ進める為に、必要とされるであろう本分野での知識・求められるコミュニケーション構築力・持続可能なビジネスを描き事業を推進するための経営力など、多様なスキルを総合的に学ぶ短期プログラムです。
現在の社会環境をピンチの時代ではなく、あたらしいチャレンジが求められる“チャンス”の時代と捉え、地域や街、社会の【課題】をビジネスの手法で解決したい方々のエントリーをお待ちしております。
都市部と郊外、さまざまな課題が顕在化する横浜で、次の未来を描くチャレンジを多くの仲間と共に。
本講座でソーシャルビジネスについて学び、アイデアをカタチにしてみませんか?
アイデアをアイデアのままで終わらせない、ビジネスプランとして書面&言語化し、第三者へ伝える力を。
これから起業を考えている、また起業をしたばかりの同じステージにいる起業家、プロジェクトリーダー達との交流による、刺激の多い2ヶ月間。
先輩起業家やソーシャルビジネスの研究者から直接学ぶことで、これからの時代の起業家として実践的に必要なさまざまな要素を体系付けながら学べるカリキュラム。
これからの社会に必要な企業って何だろう?
ソーシャルな仕事を知るトークイベント
facebook以外の申込み方法は下記メールアドレスまで件名に「0526イベント申込み」と入れてお名前/連絡先をご記入の上お申込み下さい。 info※massmass.jp ※@に変えて
岩元美智彦さん
日本環境設計株式会社 代表取締役会長
1964年鹿児島県生まれ。繊維商社では営業職に携わるなか、容器包装リサイクル法の制定を機に繊維リサイクルに深く携わる。2007年1月、現取締役社長の髙尾正樹とともに日本環境設計を設立。資源が循環する社会づくりを目指し、リサイクルの技術開発だけではなく、メーカーや小売店など多業種の企業とともにリサイクルの統一化に取り組む。
2015年アショカ・フェローに選出。EY アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー
2015ジャパン チャレンジング・スピリット部門大賞受賞、Japan Venture Awards2017
中小企業庁長官賞受賞。
著書『「捨てない未来」はこのビジネスから生まれる』(ダイヤモンド社)。
日本環境設計株式会社について
地球の未来のために、様々なものをリサイクルする仕組みをつくる企業。繊維リサイクル、プラスチックリサイクルのリーディングカンパニー。使い古した衣類からバイオエタノールを作る「FUKU-FUKUプロジェクト」や「PLA-PLUSプロジェクト」など、今までゴミとして捨てられてきたものを環境に優しいだけでなく、経済的にも優しい技術を生み出し、新しい価値として再利用する仕組みを作っている。イオンや良品計画の店舗とも連携しながら、リサイクルの仕組みを広く社会に浸透させている。
森 祐美子さん
NPO法人こまちぷらす
小4女子と小2男子2児の母。学生時代に新潟県過疎地域にてまちづくりの団体を立ち上げるなど学生時代から「まちづくり」に関心をもつ。
その後自動車メーカーでの勤務を経て、自身の出産直後の「狐育て」の経験や子育て支援拠点の立ち上げに関わった経験から「子育ての孤立」をなくしたいという思いを強くし、2012年2月にこまちぷらすを立ち上げる。趣味はキャンプ、夏になると月1ペースで山に登る。
NPO法人こまちぷらすについて
NPO法人こまちぷらすは、子育てで孤立することなく、子どもの誕生が歓迎される社会を作るために、必要な方に必要な情報を届ける事業や居場所「こまちカフェ」の提供などを展開している。スタッフ・ボランティアは10代から70代までと年齢幅広く、50人ほどで運営している。また近年は運送会社とともにまちから出産祝いを届ける「ウェルカムベビープロジェクト」を立ち上げるなど、子育てを「まち」全体で関わり支えていく仕組みづくりに力を入れている。
申し込み多数の場合は、横浜市民の方/横浜市に事業拠点を置いている方(予定を含む)を優先します。エントリーフォームの記載内容による選考を行い、6月16日(金)までにご連絡致します。
講座の修了には下記の要件を満たす必要があります。
1)出席率が70%以上(講義の8回以上)であること
2)成果物(作成したビジネスプラン)を最終回の8月5日(土)までに提出すること
※ 講師は予告無く変更する場合が御座います。予めご了承下さい。
治田 友香/YUKA HARUTA
関内イノベーションイニシアティブ株式会社 代表取締役
1967年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。
建設会社、日本NPOセンター、シーズ=市民活動を支える制度をつくる会スタッフを経て、
2007年から起業家支援財団へ。2013年3月に同財団事務局長を退職。2010年12月に当社取締役、2013年6月から現職。
NPO法及び認定NPO法人制度の創設及び改正に向けた運動、地方自治体におけるNPO支援策や企業の社会貢献プログラムの企画実施に携わる。財団では、将来起業家をめざす大学生等を対象にした奨学金給付事業の立ち上げ、公益法人化を達成した。2010年度~2011年度、内閣府による地域社会雇用創造事業の一環で、iSB公共未来塾および社会起業プランコンテストを実施している。2012年度は、新しい公共支援事業(神奈川県)の委託事業として、YSB(ヨコハマソーシャルビジネス)スクールを実施。
和波 俊久/ TOSHIHISA WANAMI
Lean Startup Japan LLC 代表社員
琉球大学「ベンチャー起業講座」講師
VOYAGE GROUP起業家育成プログラム
"BOAT Academy" 講師
自身2度の起業経験と、IT企業でのプロセスコンサルタントとしての活動を経て、2012年に"Lean Startup Japan LLC"を設立。日本の「トヨタ生産方式」を起源とするリーンスタートアップの考え方を利用した新規事 業の立ち上げ支援を行っている。 プロセスコンサルタントの視点を活かし、「どのような事業を始めるか」ではなく「どのように事業を始める か」にフォーカスした独自のコンサルティングを提供する。クライアントはベンチャー企業や将来起業を目指すアントレプレナーのみならず、新規事業創出を手がける大企業や地方自治体にも及んでいる。
"Lean Startup Machine"(http://leanstartupmachine.com)や"Startup Weekend"
(http://startupweekend.jp)といった世界的な起業家向けイベントなどでメンター(アドバイザー)としても活動している。
>Lean Startup
>VOYAGE GROUP” BOAT Academy”
参考図書:リーンスタートアップ(エリック・リース著)
アントレプレナーの教科書(スティーブ・ブランク著)
受講生へのメッセージ
リーンスタートアップとは、どのようなビジネスをやるかではなく、どのように新規事業を設計するかという「プロセス」に着目した起業術です。クラウドサービスやスマートフォンの登場により、アイディアが通用するかどうかを世に問うこと自体は、ほぼ無料で試すことができるようになりました。これによって、アイディアそのものにはほとんど価値がなく、その実行力や、マーケットのニーズに対して適切にサービスを修正するチカラが求められるようになったのです。 これにより、逆に起業は学びやすくなったとも言えます。どのようなサービスが成功するかを正確に予測することは困難ですが、当初のアイディアを成功に近づけるやり方は、学んで実行できるからです。 みなさんのチャレンジも、リーンスタートアップの考えを理解した上で実行すれば、確実に成功率を挙げることが出来ます。ぜひ楽しみにしてください。
中島 智人/ TOMOHITO NAKAJIMA
産業能率大学経済学部 准教授
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で、イギリスの市民社会組織について学びました。専門は、非営利組織や社会的企業にかかわる制度や組織、その支援組織(中間支援組織)の日英比較です。神奈川県のボランタリー団体の支援制度にかかわっており、また最近では藤沢市と横浜市で市民活動推進・市民協働推進にかかわる委員をしています。大学では、非営利組織のマネジメントやマーケティング、経営組織論を担当しています。
参考図書:「社会的企業に関する一考察-ビジネス・モデルの視点から」
〜産業能率大学紀要31巻 第2号〜 中島 智人(2011)
http://www.sanno.ac.jp/univ/library/publication/rakc1q0000001tgx-att/310202.pdf
「社会的企業(ソーシャルエンタープライズ)-雇用・福祉のEUサードセクター」
(日本経済論評社 )C. ボルザガ/J.ドゥフルニ(編)
(内山哲朗、石塚秀雄、柳沢敏勝訳)(2004)
『闘う社会的企業』(勁草書房) 藤井敦史、原田晃樹、大高研道(編)(2013)
受講生へのメッセージ
ソーシャルビジネスの継続に必要な視点を、一緒に考えましょう。
市岡 久典/ HISANORI ICHIOKA
中小企業診断士/キャリアコンサルタント
経営コンサルタント、心理カウンセラー。
起業セミナーの講師など創業・起業支援に取り組んでおり、特にソーシャルビジネスや女性起業の支援に携わる。起業時や新規事業におけるビジネスプランの作成支援では、実行性の高いプランになるようコンサルティングを行なっている。独立や起業の実現に向けたコーチングも提供している。
<関連実績(一部)>
・社会的企業育成支援コンソーシアム(内閣府事業)にて、インキュベーション・マネージャーを担当
・パーフェクト起業・経営セミナー(横浜企業経営支援財団主催)にて、ビジネスプラン作成講義を担当
受講生へのメッセージ
想いをカタチにしていきましょう!
大杉 泉/ IZUMI OSUGI
株式会社イグニス 常務監査役/公認会計士
1985年横浜生まれ横浜育ち。横浜商業高校(Y校)卒。2008年公認会計士試験合格後、あずさ監査法人(現 有限責任 あずさ監査法人)入社。2014年より現職。
受講生へのメッセージ
社会を良くしたいという志の、初めの一歩を応援できればと思います。
加藤忠相/ TADASUKE KATO
株式会社あおいけあ 代表取締役社長
株式会社あおいけあ代表取締役。1974年生まれ。東北福祉大学社会福祉学部社会教育学科卒業後、横浜の特別養護老人ホームへ就職。介護現場の実情にショックを受け、3年間勤めた後退職。25歳で起業し、株式会社あおいけあを設立。2007年より小規模多機能型居宅介護「おたがいさん」をスタート。2012年「第一回かながわ福祉サービス大賞」受賞。2015年10月よりデイサービスを小規模サテライト事業に切り替える。高齢者の能力を地域貢献に活かすケアは“藤沢モデル”として注目を集め、湘南を中心に取り組みが拡大している。慶應義塾大学非常勤講師、NPO法人ココロまち理事長としても活動中。私生活では3人の子どもを育てるパパでもあり、サックス奏者でもある。
あおいけあについて:
介護業界で最も注目を集めている高齢者向け介護福祉施設「あおいけあ」。神奈川県藤沢市の長閑な住宅街にある施設にあります。全国の同業者や行政、大学の研究員など多くの人が視察にやってくる施設に。あおいけあを利用するお年寄りの方々の多くは元気になり、要介護度が下がると言われている。
受講生へのメッセージ
みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。
加藤 桐子/ KIRIKO KATO
株式会社クリエイティブクラスコンサルティング 代表取締役社長
外資系ソフトウェア企業にてERP型人事システムの導入提案やビジネス開発に従事。プレゼンテーション、講演実績多数。2006年3月に「自ら考え行動できる人材、価値を創出できる組織作りを支援」をモットーに経営戦略、事業支援、人事、人材育成のコンサルティング会社「クリエイティブクラスコンサルティング」を設立し、コンサルティング、研修等のサービス提供を行っている。
2006年3月「自ら考え行動できる人材、価値を創出できる組織作りを支援」をモットーに、人事制度構築、人材育成計画立案、経営・事業計画立案、事業再編・企業統合等のコンサルティング支援サービスおよび研修を提供。コンサルティングの特長はクライアントのメンバー様に対し、プロジェクトワークを通じてスキルトランスファーを行う「クライアント育成型コンサルティング」を推進している。
受講生へのメッセージ
相手を動かすプレゼンテーションの肝は事前準備です。一緒に学びましょう。
募集期間: ※たくさんのご応募ありがとうございました。後期講座をお楽しみに! 募集終了しました:2017年5月8日(金)〜6月11日(日)まで
mass×mass | 関内フューチャーセンター
〒231-0003
横浜市中区北仲通3-33 関内フューチャーセンター
・ みなとみらい線 馬車道駅 6番出口から歩いて3分
・ JR京浜東北線 関内駅 北口から歩いて10分
URL: http://massmass.jp/
関内イノベーションイニシアティブ株式会社
mail: info@massmass.jp
TEL: 045-274-8701(平日10:00-17:00)
担当:相澤くるみ
本事業は関内イノベーションイニシアティブ株式会社が横浜市経済局より
「ソーシャルビジネス創業・成長支援事業」として委託され実施するものです。
ソーシャルビジネススタートアップ講座も今年で4年目に入りました。
これまで150名の方々が本プログラムを受講、この3年間で30人が法人化や個人事業主として、地域で実際に課題解決のアクションをスタートさせています。これまで同様、今年も多くの方々と一緒に学び考え、対話を通して個々のアイデアを形作るお手伝いを進めてまいります。
・社会的企業とは何か?
・地域で課題を解決しながら、持続可能なビジネスを作るにはどのようなスタイルがあるのか?
試行錯誤を重ね、それぞれのスタイルを確立した先輩起業家本人からの体験談、大学講師によるアカデミックな視点、現役公認会計士が考えるファンドレイズのあり方など、今回も貴重な意見や情報が集う、学びの場となるはずです。四年目に入り、これまで参加した受講生同士の期を超えた縦のつながりもより多く生まれてきました。私たちが目指すのは、ソーシャルビジネス分野で起業する人、起業家した人がゆるやかに繋がり、成功の経験も失敗の経験も、近い関係性の中でシェアし合える、そんなコミュニティをここ横浜に生み出すこと。常に変化する地域課題や社会的課題を一人の人間が解決していくことには限界があるでしょう。横浜という地域には、お互いを支え合う起業家が集い、ソーシャルビジネス分野の『エコシステム』が形成されていく。その1つのエンジンとして本プログラムが着実に機能していくことを目指し、チーム全員で企画運営していきます。
また本プログラムは、ソーシャルビジネスの起業家のステージとして創業フェーズ・成長フェーズの両方を支援する「ソーシャルビジネス創業・成長支援事業」の一環として、横浜市経済局より委託され実施を行なっていきます。昨年も実施した伴走型アクセラレーションプログラム“ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム”と、この「ソーシャルビジネス・スタートアッププログラム」で、それぞれ創業期と成長期の起業家を効果的に、連携をしながらサポートしていきます。
我々関内イノベーションイニシアティブ株式会社としましては、ソーシャルビジネスの起業家の支援と合わせて、一般の市民の皆さまがソーシャルビジネスとの関わりを増やし、“プロボノ”として実際にスキルや経験を提供し合う機会を生み出すことで、横浜にさらなる大きな生態系を描いていくことを目標にしながら、より一層努力して参ります。本プログラムもビジョンと情熱を持った未来の起業家のみなさんの数多くのエントリーをお待ちしております。