今年も開講!求む、ローカルベンチャー&イノベーター!
近年、人口減少・高齢化と国全体が大きく変化する社会環境の中で、ここ横浜も例外ではありません。
特に高度経済成長時代に全国から都市部への人口移動によって形成された横浜では、今後急速に高齢化が進みます。私たちが生きる日本は今後、高齢化に伴う医療や福祉の考え方や仕組み、人口減少による労働力低下を補うテクノロジーの進化、ITを活用したサービスなど、さまざまな技術革新や革新的サービスが求められる時代へと突入していきます。
ソーシャルビジネス・スタートアップ講座は、ソーシャルビジネス分野の起業を志し、それぞれが持つ【課題】意識を、実際に“起業”というアクションへ進める為に、必要とされるであろう本分野での知識・求められるコミュニケーション構築力・持続可能なビジネスを描き事業を推進するための経営力など、多様なスキルを総合的に学ぶ短期プログラムです。
現在の社会環境をピンチの時代ではなく、あたらしいチャレンジが求められる“チャンス”の時代と捉え、地域や街、社会の【課題】をビジネスの手法で解決したい方々のエントリーをお待ちしております。
都市部と郊外、さまざまな課題が顕在化する横浜で、次の未来を描くチャレンジを多くの仲間と共に。
本講座でソーシャルビジネスについて学び、アイデアをカタチにしてみませんか?
アイデアをアイデアのままで終わらせない、ビジネスプランとして書面&言語化し、第三者へ伝える力を。
これから起業を考えている、また起業をしたばかりの同じステージにいる起業家、プロジェクトリーダー達との交流による、刺激の多い2ヶ月間。
先輩起業家やソーシャルビジネスの研究者から直接学ぶ、これからの時代の起業家として必要な要素を体系付て集中的に学べるスペシャルカリキュラム。
申し込み多数の場合は、横浜市民の方/横浜市に事業拠点を置いている方(予定を含む)を優先します。エントリーフォームの記載内容による選考を行い、10月11日(水)までにご連絡致します。
講座の修了には下記の要件を満たす必要があります。
1)出席率が70%以上(講義の8回以上)であること
2)成果物(作成したビジネスプラン)を最終回の12月16日(土)までに提出すること
※ 講師は予告無く変更する場合が御座います。予めご了承下さい。
治田 友香/YUKA HARUTA
関内イノベーションイニシアティブ株式会社 代表取締役
1967年生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了。
建設会社、日本NPOセンター、シーズ=市民活動を支える制度をつくる会スタッフを経て、
2007年から起業家支援財団へ。2013年3月に同財団事務局長を退職。2010年12月に当社取締役、2013年6月から現職。
NPO法及び認定NPO法人制度の創設及び改正に向けた運動、地方自治体におけるNPO支援策や企業の社会貢献プログラムの企画実施に携わる。財団では、将来起業家をめざす大学生等を対象にした奨学金給付事業の立ち上げ、公益法人化を達成した。2010年度~2011年度、内閣府による地域社会雇用創造事業の一環で、iSB公共未来塾および社会起業プランコンテストを実施している。2012年度は、新しい公共支援事業(神奈川県)の委託事業として、YSB(ヨコハマソーシャルビジネス)スクールを実施。
和波 俊久/ TOSHIHISA WANAMI
Lean Startup Japan LLC 代表社員
プロセスコンサルタント
琉球大学「ベンチャー起業講座」講師
「ベンチャー·スタートアップ·起業·新規事業開発」のメカニズムを解明するプロセス·コンサルティング会社 ”Lean Startup Japan”を2010年よりスタート。以来、一貫して「再現性のある起業プロセス」を科学的に追求しています。
クライアントは学校法人、行政·自治体、エンタープライズから個人事業主まで幅広く、起業や新規事業開発の「つまずき」を徹底的にその原因を掘り下げて行くことによって、常識化している起業術や新規事業開発プロセスが潜在的に抱えている問題点を明らかにしてきました。
創業前の事業計画を修正するという「非常識」を「リーン·スタートアップ」の普及によって一般化し、成功にはユニークなアイディアが必須であるという「パラダイム」を「ビジネスモデル症候群」で覆すなど、数々の斬新な視点を通じて、真実を追求しています。
「起業が当たり前の社会の創造」を経営ビジョンとして掲げ、コンサルティング、講演·セミナー、出版、プログラム設計·運営など、幅広く活動中。ビジネスモデル設計を行わない起業家育成プログラム「Lean Action Program」が高い支持を受けている。
受講生へのメッセージ
リーンスタートアップとは、どのようなビジネスをやるかではなく、どのように新規事業を設計するかという「プロセス」に着目した起業術です。クラウドサービスやスマートフォンの登場により、アイディアが通用するかどうかを世に問うこと自体は、ほぼ無料で試すことができるようになりました。これによって、アイディアそのものにはほとんど価値がなく、その実行力や、マーケットのニーズに対して適切にサービスを修正するチカラが求められるようになったのです。 これにより、逆に起業は学びやすくなったとも言えます。どのようなサービスが成功するかを正確に予測することは困難ですが、当初のアイディアを成功に近づけるやり方は、学んで実行できるからです。 みなさんのチャレンジも、リーンスタートアップの考えを理解した上で実行すれば、確実に成功率を挙げることが出来ます。ぜひ楽しみにしてください。
中島 智人/ TOMOHITO NAKAJIMA
産業能率大学経済学部 准教授
ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で、イギリスの市民社会組織について学びました。専門は、非営利組織や社会的企業にかかわる制度や組織、その支援組織(中間支援組織)の日英比較です。神奈川県のボランタリー団体の支援制度にかかわっており、また最近では藤沢市と横浜市で市民活動推進・市民協働推進にかかわる委員をしています。大学では、非営利組織のマネジメントやマーケティング、経営組織論を担当しています。
参考図書:「社会的企業に関する一考察-ビジネス・モデルの視点から」
〜産業能率大学紀要31巻 第2号〜 中島 智人(2011)
http://www.sanno.ac.jp/univ/library/publication/rakc1q0000001tgx-att/310202.pdf
「社会的企業(ソーシャルエンタープライズ)-雇用・福祉のEUサードセクター」
(日本経済論評社 )C. ボルザガ/J.ドゥフルニ(編)
(内山哲朗、石塚秀雄、柳沢敏勝訳)(2004)
『闘う社会的企業』(勁草書房) 藤井敦史、原田晃樹、大高研道(編)(2013)
受講生へのメッセージ
ソーシャルビジネスの継続に必要な視点を、一緒に考えましょう。
市岡 久典/ HISANORI ICHIOKA
中小企業診断士/キャリアコンサルタント
経営コンサルタント、心理カウンセラー。
起業セミナーの講師など創業・起業支援に取り組んでおり、特にソーシャルビジネスや女性起業の支援に携わる。起業時や新規事業におけるビジネスプランの作成支援では、実行性の高いプランになるようコンサルティングを行なっている。独立や起業の実現に向けたコーチングも提供している。
<関連実績(一部)>
・社会的企業育成支援コンソーシアム(内閣府事業)にて、インキュベーション・マネージャーを担当
・パーフェクト起業・経営セミナー(横浜企業経営支援財団主催)にて、ビジネスプラン作成講義を担当
受講生へのメッセージ
想いをカタチにしていきましょう!
大杉 泉/ IZUMI OSUGI
株式会社イグニス 取締役監査等委員長/公認会計士
1985年横浜生まれ横浜育ち。横浜商業高校(Y校)卒。2008年公認会計士試験合格後、有限責任 あずさ監査法人にて東証一部上場のゲームメーカー、鉄道会社などの会計監査を担当。2014年株式会社イグニス常勤監査役就任、2015年より現職。NPOの会計支援や社会福祉法人の監事就任経験もあり。私生活では1児の母として、子育てにも奮闘中。
株式会社イグニスについて:
2010年創業のスマートフォンアプリの企画·開発·運営·売却を行う事業者。ソーシャルゲーム「ぼくとドラゴン」を中心に、カジュアルゲーム、ツール、コミュニケーションなど多彩なアプリを提供。2014年7月に東証マザーズ上場。
「次のあたりまえを創る。何度でも」をミッションとし、世界中のユーザーに当たり前のように利用されるプロダクトの開発を目指している。
受講生へのメッセージ
後回しになりがちな資金調達。基礎を一緒に勉強していきましょう!
矢田明子/ AKIKO YATA
Community Nurse Campany株式会社 代表取締役
島根県出雲市出身。2014年島根大学医学部看護学科卒。雲南市立病院企画係保健師、NPO法人おっちラボ代表理事、株CommunityCare事業取締役、島根県総合発展計画策定委員、CommunityNurseCompany㈱代表取締役。
島根県雲南市が主催する課題解決人材育成事業(幸雲南塾1期:2011年〜)で地域に飛び出す医療人材によるコミュニティ作りを提案。(2016年総務大臣賞、プラチナ大賞受賞)それを元に医療人材を含む町づくり関係者を体系的に育成するプログラムを確立し、2013年より東京大学医学部のサマープログラムに認定される。2016年からコミュニティナース育成プロジェクトの講師を務め、コミュニティナースになりたい医療職をサポートしている。
ケア領域だけでなく、物づくり、IT、農業林業漁業、プロモーションなど多岐にわたり協働し
ながら個人の健康と幸福の向上を越えた地域社会全体の健康と環境に配慮したライフスタイル
(Lifestyles Of Health And Sustainability)の提案を行っている。環境省(https://funtoshare.env.go.jp/coolchoice/)のCoolChoiceロハスデザイン大賞2017受賞(人間と自然が共存するための、持続可能な社会を創造するモノや考え方、行動をロハスデザインという)
(看護師・保健師)
受講生へのメッセージ
仕事は人生の表現手段だと思うので、自分らしい手段に出会われると嬉しいです。よろしくお願いします。
加藤 桐子/ KIRIKO KATO
株式会社クリエイティブクラスコンサルティング 代表取締役社長
外資系ソフトウェア企業にてERP型人事システムの導入提案やビジネス開発に従事。プレゼンテーション、講演実績多数。2006年3月に「自ら考え行動できる人材、価値を創出できる組織作りを支援」をモットーに経営戦略、事業支援、人事、人材育成のコンサルティング会社「クリエイティブクラスコンサルティング」を設立し、コンサルティング、研修等のサービス提供を行っている。
2006年3月「自ら考え行動できる人材、価値を創出できる組織作りを支援」をモットーに、人事制度構築、人材育成計画立案、経営・事業計画立案、事業再編・企業統合等のコンサルティング支援サービスおよび研修を提供。コンサルティングの特長はクライアントのメンバー様に対し、プロジェクトワークを通じてスキルトランスファーを行う「クライアント育成型コンサルティング」を推進している。
受講生へのメッセージ
相手を動かすプレゼンテーションの肝は事前準備です。一緒に学びましょう。
募集期間: 2017年9月1日(金)〜10月4日(水)まで
※沢山のご応募ありがとうございました。
定員超過の場合は、エントリーフォームの内容による選考を行い、
10/11(水)までにご連絡致します。
mass×mass | 関内フューチャーセンター
〒231-0003
横浜市中区北仲通3-33 関内フューチャーセンター
・ みなとみらい線 馬車道駅 6番出口から歩いて3分
・ JR京浜東北線 関内駅 北口から歩いて10分
URL: http://massmass.jp/
関内イノベーションイニシアティブ株式会社
mail: info@massmass.jp
TEL: 045-274-8701(平日10:00-17:00)
担当:相澤くるみ
本事業は関内イノベーションイニシアティブ株式会社が横浜市経済局より
「ソーシャルビジネス創業・成長支援事業」として委託され実施するものです。
ソーシャルビジネススタートアップ講座も今年で4年目に入りました。
これまで150名の方々が本プログラムを受講、この3年間で30人が法人化や個人事業主として、地域で実際に課題解決のアクションをスタートさせています。これまで同様、今年も多くの方々と一緒に学び考え、対話を通して個々のアイデアを形作るお手伝いを進めてまいります。
・社会的企業とは何か?
・地域で課題を解決しながら、持続可能なビジネスを作るにはどのようなスタイルがあるのか?
試行錯誤を重ね、それぞれのスタイルを確立した先輩起業家本人からの体験談、大学講師によるアカデミックな視点、現役公認会計士が考えるファンドレイズのあり方など、今回も貴重な意見や情報が集う、学びの場となるはずです。四年目に入り、これまで参加した受講生同士の期を超えた縦のつながりもより多く生まれてきました。私たちが目指すのは、ソーシャルビジネス分野で起業する人、起業家した人がゆるやかに繋がり、成功の経験も失敗の経験も、近い関係性の中でシェアし合える、そんなコミュニティをここ横浜に生み出すこと。常に変化する地域課題や社会的課題を一人の人間が解決していくことには限界があるでしょう。横浜という地域には、お互いを支え合う起業家が集い、ソーシャルビジネス分野の『エコシステム』が形成されていく。その1つのエンジンとして本プログラムが着実に機能していくことを目指し、チーム全員で企画運営していきます。
また本プログラムは、ソーシャルビジネスの起業家のステージとして創業フェーズ・成長フェーズの両方を支援する「ソーシャルビジネス創業・成長支援事業」の一環として、横浜市経済局より委託され実施を行なっていきます。昨年も実施した伴走型アクセラレーションプログラム“ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム”と、この「ソーシャルビジネス・スタートアッププログラム」で、それぞれ創業期と成長期の起業家を効果的に、連携をしながらサポートしていきます。
我々関内イノベーションイニシアティブ株式会社としましては、ソーシャルビジネスの起業家の支援と合わせて、一般の市民の皆さまがソーシャルビジネスとの関わりを増やし、“プロボノ”として実際にスキルや経験を提供し合う機会を生み出すことで、横浜にさらなる大きな生態系を描いていくことを目標にしながら、より一層努力して参ります。本プログラムもビジョンと情熱を持った未来の起業家のみなさんの数多くのエントリーをお待ちしております。