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かながわ・木材も地産地消の時代へ!地域連携でまちを魅力的に。【mass×mass Cafe レポート!】

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4月のマスマスカフェは小田原林青会のみなさんとデザイナーの伊藤陽子さんをゲストにお招きして開催しました。

トークテーマはマスマスを運営するKIIが小田原林業組合の皆さんと一緒に企画運営をする「Odawara Life Style Labo」にちなんで、かながわ・木材も地産地消の時代について。
■Odawara Life Style Labohttps://odawaralifestyle.jp/
 
どことなく感じられる木の温もりや香り。
触れてみるとわかる手触り感。カメラで撮っても素敵にみえたり。
Instagramやライフスタイルの雑誌をめくっても、自然豊かにうつる木の要素が含まれているのをよく見かけます。
 
今回は小田原で木材業を営むものづくりの職人、作り手の目線から日常に”木”を取り入れることでどう暮らしが、日常が豊かに感じられるようになるのかお聞きしました!
 

今回のゲストスピーカー

小田原地区木材業協同組合さん
 

今から67年前の昭和25年6月に設立。小田原市・南足柄市、足柄上下群の材木店の20社が集い、主に組合メンバーが取り扱う
関連資材の共同購入・共同受注および斡旋を目的として活動をスタート。現在は地域材の普及・活用を目的とした活動等、さまざまな取
り組みを行なっている。平成23年 「官公需適格組合」認定取得

 

小田原林業を盛り上げるキーワードは「地域連携」!?


 
いわゆる高齢化、後継者問題を抱える小田原林業組合のみなさん。
時代の変遷、景気の低迷によって資金も徐々に少なくなっていったそう。
そこで、林青会のメンバーで集まり、地域のために自分たちはなにをすべきなのか、みんなで真剣に考える機会をつくったそうです。

やるからには何かのためにやりたい、かっこ悪いことはしたくない。
そのとき先代会長高木さんが言われた言葉で一番記憶に残っているのは、「自分の子供たちに親父のかっこ悪い背中は見せたくない。」って。ぼくは自分がやっていることを子供に見せて、子供に良い影響を受けてもらえることがあって、やっぱりいいなって。子供のためって、地域が良くなったら子供のためになるよねって考えながら、いろいろ模索していきました。

そしてたどり着いたのが、地域連携。
 

小田原地区木材業協同組合会長で大山材木店代表の大山哲生さん。

今までの小田原のイメージは蒲鉾とか温泉宿だったり、箱根物産など。でも団体同士のつながりはなかったんですね。寄木のように人をよせたら何かできるんじゃないかって。

まずは自分たちの現状をオープンにするところからはじめたという大山さん。
小田原市長に今ある状況を伝えたところ、林野庁の方を紹介してもらったんだとか。

当時、林青会としてどうしていくか、模索しているなかで、県西地域にあるスクールウォーズのように荒れた状態の高校のPTAからの依頼というのが、「荒れたこの高校に通う生徒たちの気持ちを変えたいんだ、どうやったら変えられるだろうか?」というもの。

そこで林青会として提案したのが、「ボコボコになっているスチール製の下駄箱を木製に変えよう!」というものだったそうです。ここで初めて対組合関係の連携が実現。小田原市森林組合の協力を得て、製材をして。デザインは東海大学がサポート。そして加工は大工職組合の方々に、組み立て方を一から教わり、一緒に作業を進めたそう。

そして完成した840人分の下駄箱。それぞれの仕事を終えたあと、夕方に集まって深夜2時まで作業をすることあったんだとか。
 

完成した下駄箱を荒れていた学校に納品したら、学生の皆さんがこの下駄箱を丁寧に使われていたそうです。やはり校内にも木の香りが広がって雰囲気が変わったと。そして生徒さんたちも、ものを大切にするようになったそうです。

これをきっかけに地域連携をすることでできることの幅が広がること実感した林青会の皆さんは、そこから色々なところとコラボをして地域づくりに関わりようになったようです。
 

 

Odawara Life Style Laboについて


 
もうひとつ、今回のトークで紹介したいのが、新しくオープンしたWEBサイト「Odawara Life Style Labo」について。

こちらのサイトでは、近代化の流れの中で価値を失いつつあった木材の魅力を、暮らしの中で地元材を活用しているみなさんへのインタビューを通して“木のある暮らし” の豊かさ・魅力を発信していきます。
 

サイトのデザインを担当したマスマスのもりかわ。小田原の木材をつかったお家に暮らす方へインタビューをしていて、一点ものの材をうまく空間に活かしてデザインできる人がいることが地域材を広めていく上でも大事だと感じたそう。
 

「Odawara Life Style Labo」で公開されているインタビューのなかで、伊藤さんが手がけたお部屋の事例が紹介されています。
 
 

サイト内で紹介されているお部屋のデザインをされた伊藤陽子さん。
 

いま家具のお話もありましたが、自分の使っている木の椅子や木のテーブルがどこの材なのか、知っている人はどれくらいいますか?
小田原材を活用したお部屋で暮らしている原さんはいつも聞いてくるんです。この家具はどこの木材をつかっているのか。
お客さんが来た時にきっと自慢したいんでしょうね。そういうふうに言えることがあるのって豊かですよね。

 
いきなり、日常で使うものへの意識を変えることは難しいですよね。ましてや家具や建物となるとなおさら。

まずはこのサイトを通して、こんな選択肢があるんだなって知ってもらえたら嬉しいですと話す大山さん。そして、興味を持った人が木育のイベントに参加したり、あるいはコテージとかに一泊したりして徐々に良さを実感してもらえたら嬉しいと話します。

そんなサイクルをつくることで、結果的に木の豊かさを日常で感じる人が増える、小田原林青会のみなさんもニーズに応える、そんな地域づくりのお手伝いができればと思いました!
 


 

ゲスト、参加者同士の交流タイムも

トーク終了後には、継続的に記事の更新と合わせて、このようなイベントも続けていきたいね!というお話も。近いうちに第2弾あるかも!?
 


 
 

関連情報:

Odawara Life Style Labohttps://odawaralifestyle.jp/
恵比寿のビンテージマンション 〜都心でも出来る森の中暮らし〜https://odawaralifestyle.jp/lifestyle/katsuko-hara/
ヨウデザイン(伊藤陽子さんのデザイン事務所)http://yohdesign.jp/