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日の出町の新空間「Tinys」が地域に提供したい価値とは?【mass×mass Cafe レポート!】

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「あたらしいチャレンジを応援したい。」
 
そんな想いから横浜・関内でシェアオフィスとコワーキングスペースmass×massを2011年にスタートしました。
ここ横浜からチャレンジするひとを増やし、豊かなまちづくりに貢献したい。
 
1階のコワーキングスペース、2階のシェアオフィスを合わせると入居者は90社になります。
そして、チャレンジする人たちの活動拠点をつくるところからはじまり、現在は起業プログラムや各分野のトップランナーから学べるスクールなども開講しています。
日々さまざまな方々がイベント、スクールでmass×massに訪れてくれています。
 
 
そして今年春、おなじく横浜の大岡川沿いにある京急線高架下に新たな複合施設「Tinys Yokohama Hinodecho」が誕生しました。
 
 
私たちが毎月第1金曜日に開催している恒例のトーク&交流イベントmass×mass Cafeでは、「Tinys Yokohama Hinodecho」マネージャーの福岡達也さん、コミュニティビルダーの柴田大輔さんをゲストにお迎えしました。
 
テーマは「あたらしいコトのはじめ方!『Tinys Yokohama Hinodecho』から学ぶ、地域で“場&コミュニティ”のつくり方法」
 
 
昨年、「BETTARA STAND 日本橋」では、16ヶ月間で400本以上のイベントを開催されてきたという柴田さん。
数多くのイベント企画をしている2人に、企画づくり・コミュニティづくりについて、その舞台裏に迫りました!
 

地域課題をシェアすることで解決につながるアクションをおこす

 

 
「Tinys Yokohama Hinodecho(タイニーズ 横浜日ノ出町)」は車輪がついたタイニーハウスの宿泊施設と飲食・イベントスペースなどの複合施設。
タイニーハウス、二拠点居住、ミニマムライフなどライフスタイルを発信しているウェブメディアYADOKARIが運営をしています。
 
 
オープンから1ヶ月ほどにも関わらず、数々のイベントが立ち上がっています。
まずは、2018年3月末までYADOKARIが企画・運営をしていた「BETTARA STAND 日本橋」について柴田さんが紹介してくれました。
 
「YADOKARIはウェブメディアを通して、自然とつながる楽しさや暮らし方などライフスタイルを発信しています。

『BETTARA STAND 日本橋』は、奥に神社がある駐車場跡地に置いたトレーラをおきました。
始まりの場所をコンセプトにアクションを起こすきっかけづくりとして、400本以上のイベントを開催していました。」

 
 
「Tinys Yokohama Hinodecho」でもおよそ月に20本ペースでイベントが開催されています。
ほぼ毎日企画書をつくっていて、テーマを持っている人たちと一緒にトークイベントだけではなく、映画上映会や地域をテーマにしたものもおこなっていくそうです。
 

 
「Tinys Yokohama Hinodecho」でマネージャーを務める福岡さんは、今年4月からYADOKARIにジョイン。
プライベートでもトレーラーハウスで暮らしに興味があったそうで、実際に生活ができないか試行錯誤をつづけています。
 
オープンして1ヶ月ですが、どのような方々が訪れているのでしょうか。
 
「コンセプトは『その日、その町で暮らす』。まずは、ここを拠点にサップしたり、ご飯食べたり、アート作品見たり、野毛で飲んだり。街で暮らす体験をしてもらえたら嬉しいですね。

海外からのお客さんが多いかと思いましたが、はじめてみると地元の人たちの利用が多くて驚いています。」
 
 
コンセプトや、そこでどんな体験ができるのかわかると、その場の輪郭が見えてきた気がします。
タイニーハウスで泊まるのは、とてもユニークな体験で、まだまだ少ないそう。
日の出町で暮らす体験。お話を伺いながらますます行ってみたくなりました。
 
トークの話題は、自然とコミュニティづくりの話へ。
なかなか聞きなれない肩書きですが、柴田さんがコミュニティビルダーとして何を大事にしているのか。
どんな場づくりをしていくのか話してくれました。
 
「地域にある新しいアイデアを掛け算せたら面白いですよね。
イベントで課題をみんなと共有することで解決に一歩近づくと思っています。

何かに固執せず、コミュニケーションをとりながらシェアすることで、繋がりある豊かな暮らし担っていきます。」
 

 

自分の持っている価値観を軸にコミュニティをつくる

 
ここからは、mass×massスタッフの森川が聞き手となり、コミュニティビルダーについて、クロストーク形式でさらに掘り下げたり、会場からの質問に答えていきます。
 

 
 
マスマススタッフ森川(以下、森川)  マスマスには、やりたいことを仕事にしたい!継続的にできる仕組みをつくりたい!という人たちが来てくれています。

一方で、働きながら豊かさや価値観が近い人たちと地域で活動したいという人たちもいると思いますが、いまコミュニティをつくりたい人ってどんな人たちがいますか?
 

柴田さん  仕事もしながら、副業的にはじめている人たちもいますね。仕事の範囲だけではない、経験をして何かを伝えたいという人たち。

あとは学生のなかでも、情報が多いなかで自分から行動して発信したほうが豊かなんじゃないかって感じている人たちがジョインしてくれています。
 

森川  いまコミュニティが再定義されていると感じていて。家庭や会社以外に趣味でつながって、その人たちとなにか挑戦してみようという動きがあります。

最終的にはリアルな場が大事なんだと思っていて、ここもコワーキングスペース、イベントスペースを運営していて強く感じます。
リアルなコミュニティをやりたい人はどっからはじめたらいいですか?
 

柴田さん  いつも話しているのは、コミュニティビルターとイベンターは違うということ。
イベンターの役割には、数や賑わいづくりがあると思うんですが、コミュニティビルダーは自分の感じている課題や挑戦したいこと、経験したいことが大事です。その人が持っている想いを軸にコミュニティづくりをしていきます。
 

森川  ここからは、会場からの質問に答えていきたいと思います。
 

参加者  たくさんのイベントをされていますが、企画のアイデアはどこからきているんでしょうか?
 

柴田さん  イベント全体のうちぼくが企画しているのは6割くらいですね。
もともと散歩が好きで、パトロールって言っているんですが、街を歩きながら地域の課題を抽出して企画づくりをしています。

なのでたくさん移動しますし、最近はシャワーを浴びるとタイトルが降ってくるようになった。(笑)
 

福岡さん  常に誰かと話してますよね。
1回のイベントにかける時間はものすごく少なくて、打ち合わせでほぼ決めちゃいますね。
 

 

 
 
 
「コミュニティビルダーは、地域の資源や課題に気づくことからはじまる。
自分が感じている課題や想いをその場にいる仲間と共有することで多様性を理解し、自分ゴトにできる」と、柴田さんは言います。

地域の豊かさにつながる新しい拠点が横浜にできました。
同じエリアで横浜を盛り上げていくなかで、たくさんの新しいチャレンジをこれからも応援していきたいと思います!
 
 
 

マスマスカフェとは

massmasscafe2015

横浜のコワーキング・シェアオフィスを運営する関内イノベーションイニシアティブ株式会社が、毎月第一金曜日に開催するトーク&交流イベント。毎回あたらしい価値を創造しているクリエイターや起業家をお招きして、これからの時代を切り開くためのアイデアやマインドのヒントを探るナイトパーティー。
この横浜・かながわであたらしくビジネスをはじめたい人、課題を解決するブレイクスルーを求めている人、一緒にプロジェクトを始める仲間が欲しい人等、沢山の人が集う場です。もちろんマスマスに入居を検討している方も、毎回ウェルカムです!是非遊びに来て下さい。

イベント情報はFacebookページでも発信していきます!:https://www.facebook.com/massmasskannai/
 
 
 

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