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【講座レポート】第9回:大杉泉さん《社会的企業の資金調達》

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今年も横浜からソーシャル分野での起業を目指す『ソーシャルビジネス・スタートアップ講座』が始まりました。わずか2カ月間全15コマの講義を通じて、最初の一歩を踏み出すための、必須な「起業家マインド」「ビジネスプランの作り方」「資金調達」「プレゼンテーションスキル」などを身につける短期集中型のプログラム。座学に加え、さまざまなスタイルのソーシャルビジネスの実践者から、直接学ぶ機会や、現場視察会も実施。これまでに90名以上が修了、10名ほどが法人化している。
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第9回のテーマは『社会的企業の資金調達』です。株式会社イグニスの大杉泉さんを講師にお迎えしてお迎えし、今回は第5回の古川さんの講義とは別の視点から起業に関わるお金のお話、資金調達についてお話いただきました。
 

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大杉泉
株式会社イグニス 常務監査役/公認会計士
 
◆プロフィール
1985年横浜生まれ横浜育ち。横浜商業高校(Y校)卒。2008年公認会計士試験合格後、有限責任 あずさ監査法人にて東証一部
上場のゲームメーカー、鉄道会社などの会計監査を担当。2014年株式会社イグニス常勤監査役就任。2015年より現職。NPOの
会計支援や社会福祉法人の監事就任経験もあり。
 
株式会社イグニス:http://1923.co.jp/

 

いつ資金調達をする必要があるのか。
~資金調達が必要な3つのタイミング~

今回は資金調達について。これから起業を目指している方にとっては、しっかりと押さえておきたい重要なポイントではないでしょうか。まずは、大杉さんから用語の意味を正しく理解できていますか?という質問から。「資本とは?」「負債とは?」「固定費と変動費は?」「そもそも”潰れる”という状態とは?(赤字を出し続けている企業でも潰れないのはなぜ?)」言葉を正しく理解することで、不要な不安を取り除くこと、より戦略的な嗣君調達計画を立てることができます。
 
さて、資金調達が必要なのは創業時、スタートアップ時、事業拡大時。その際に、いま自分の会社にどれくらいの資金が残っているのかを把握しておく必要があります。厳しい話になりますが、ソーシャルビジネスは理解を得られずらい、儲かる絵を描きづらいために資金調達は難しくなります。
まずはメインバンクをつくるところから始めましょう、と大杉さん。
そして、大事になるのは、ビジネスプラン、アクションプラン、計数プランを連携したロジカルな説明。
 
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そして、これまではface to faceでないと資金調達はできなかったのに対し、「クラウドファンディング」の登場で不特定多数からできるようになりました。ただし、事業によっては向き不向きがあるのでチャレンジする際は慎重に。
マスマスでもクラウドファンディングの運営を行っているので、興味のある方はご相談してみてください!
 


次回の講義テーマは……
 
 
コミュニティ開発入門
 
資金調達のところはこれから起業をしようと考えている人にとっては特に悩ましいところ。まずは用語を正しく理解する、必ずしも簿記の勉強はする必要はないが、それによるメリットは大きいでしょう。事業計画書に資金繰りについて書けると一気にビジネスプランは具現化されていきます。さて、次回はこれから事業を始めようとする人にとっては見逃せない、周りの巻き込み方、仲間づくりについて株式会社エンパブリックコーディネーターの松井健二さんからお話を伺います。
 

ソーシャルビジネス・スタートアップ講座第6期の募集は10月5日まで!お見逃しなく!
 
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