• TOP
  • PROJECT
  • Innovation SCRUM
  • ソーシャルグッド&NPO専門のPRエージェンシー『ひとしずく』が開催したイベントに参加してきました!
PROJECT / Innovation SCRUM

ソーシャルグッド&NPO専門のPRエージェンシー『ひとしずく』が開催したイベントに参加してきました!

posted:

INNOVATION SCRUM PROGRAM

724_2

 

このプログラムは、マスマスを運営する関内イノベーションイニシアティブ株式会社が実施するソーシャルビジネスを経営する8事業者を半年間“地域”全体で応援する、アクセラレーションプログラム。

横浜で活躍する起業数年目のソーシャルビジネス事業者と、横浜で働き暮らす市民の皆さんの中から“プロボノ”という新しいボランティアワークを通じて、8組のソーシャルビジネス事業者がそれぞれの課題を“持続的”に解決していけるビジネスへレベルアップするためのプラットフォームとして平成28年度ソーシャルビジネス成長支援事業(横浜市経済局委託事業)の一環として行われます。
プログラム詳細はこちら

 

NPOが身近な存在だという方は、きっとまだそれほど多くないかもしれません。では、実際にNPOで働いたりボランティアをしたりしたことのある方は、NPOやそこでの仕事についてどのように感じていらっしゃるでしょうか?「みんな熱い想いをもって一生懸命に取り組んでいる」「世の中を良くしたいという人が多い」など感じいらっしゃるかもしれませんね。また一方、「ひとりの人が何でもやっていて忙しそう…」「一生懸命なのだけどなかなか知られていないような気がする」なんて声もあるかもしれません。「課題を解決したい!」と思って活動をしているものの、活動に関わるすべての業務に対してプロフェッショナルな訳ではもちろんありません。組織は少人数。たとえば広報なら、専門でできる人がいない、時間が割けない、効果的な広報の仕方が分からない、というのが多くのNPOの現状です。
 
「ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム」に参加している事業者の一つである、ひとしずく株式会社は、ソーシャルグッド&NPO専門のPRエージェンシー。日本は課題先進国といわれ、産官学民等さまざまなセクターが社会課題解決のための事業や取組みを進めていますが、そういった方々や団体のブレーンとなり“後方(広報)支援”をしたいという想いを持って、この春代表のこくぼひろしさんが立ち上げたのがひとしずくです。広報に悩むNPOのコンサルティング業務や代行などを行なうほか、いま月1回行なっているのがイベント「so-good Talk」です。
 

▶︎ひとしずく株式会社
7_hitoshizuku_photo
 
ソーシャルグッド&NPO専門のPRエージェンシー。課題先進国・日本においては、さまざまなセクターが社会課題解決のための事業や取り組みを進めている。その社会や世界を変えるヒトのブレーンとなり、後方支援をすることを目的として事業を行なっている。

こくぼさんが目指すこれからの”ソーシャルグッド”とは

dsc_8961
 

「so-good Talk」は、「ソーシャルグッド(社会によい行為)が当り前の社会をつくる。」というビジョンを掲げるひとしずくが、その1つプロジェクトとして行なっているトークイベント。毎回ゲストをお迎えし、代表のこくぼさんがファシリテーターとなり、トークセッションを行なっています。
2回目の「so-good Talk」が行われたのは11月はじめ頃。NPOの制作物を主に手掛ける大阪在住のデザイナー林田全弘さんをゲストにお迎えし、開催されました。
 
「NPO業界の変化」「デザイン業界の変化」「大阪と東京のGAP」など、数々のお題に答える形でトークは展開。たとえば「ゴール」というお題では、お金や人材などけっして潤沢にあるわけではないようなNPOの支援をしていきたいと言う林田さん。いまもNPOのためのデザイン無料相談などを行なっているのは、たった1時間の相談でもNPO関係者の方々が笑顔になるからだそう。学生時代からのかわらぬ想いをベースに、お仕事をされている姿勢がとても伝わってきました。ほか、林田さんが実際に手掛けた、NPOや行政のデザイン事例を見せていただいたりと充実した時間となりました。
 
dsc_9062-1

林田全弘さん。1997年のナホトカ号重油流出事故でボランティアに行ったとき、来ていた人たちが各自のスキルを活かして活躍していたことに刺激を受けたのをきっかけに、大学ではNPO業界にのめり込むことに。NPOの広報物が作りたいと思い、独学でデザインを習得したそうです。サイト「NPOのためのデザイン」を運営中。
 
ゲストの林田さんと代表のこくぼさんは、それぞれデザインと広報・PRという違った手段をとっているものの、その根っこに同じような想いを抱いて仕事をしているのだろうと感じられました。誰もがパソコンとデザインソフトでデザインが出来てしまう時代だからこそ、「圧倒的なプロのクオリティが必要」だと林田さんは言いますが、それはきっとこくぼさんも感じていることなのではないでしょうか。

NPOのための広報というと、一般の方にとってはなかなか意識しにくい分野かもしれません。けれど、社会によいことをしようとしている団体が存在感を示していくためには、やはり「広報」は外せません。そこを支えようとするひとしずく株式会社の活躍は、NPOの存在感と直結していくともいえます。今後にも注目していきたいですね。
 

次回は「ソーシャルグッドなコミュニティとメディアのつくり方」をテーマに開催!

次回の【so-good Talk】は、12月9日(金)にmass×mass関内フューチャーセンターにて開催予定。ゲストに、訪日外国人向けWEBマガジン【matcha】を運営する青木優さんと、著書に「ローカルメディアのつくりかた」がある影山裕樹さんをお迎えします。
https://www.facebook.com/events/209750809450185/

今回レポートしたひとしずく株式会社をはじめとする、橫浜市内のさまざまな事業者を支援している「ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム」。来年2月25日にはYCC ヨコハマ創造市センターにて『プログラム成果発表会』を行ないます!ぜひとも橫浜を舞台としたソーシャルビジネスの「今」を見にいらしてください。
 

2月25日成果発表会!!

724_2

タイトル
プログラム成果発表会
日時
2017年2月25日土曜日
場所
YCCヨコハマ創造都市センター

 

横浜を舞台としたソーシャルビジネスの”今”を見にきてください!
プログラム詳細はこちら