豊かな暮らしの鍵は副業!?
柴田さんが実践する理想の暮らしに近づく働き方
横浜のコワーキングスペース&シェアオフィス|mass×massで、あたらしい価値を創造しているクリエイターや実践者をお招きして、これからの時代を切り開くためのアイデアやマインドのヒントを探る毎月第一金曜日に開催するトークイベント「mass×mass Cafe」が3月3日に開催されました。
今回のテーマは 『副業的豊かな暮らしを極めよう! 自分にあった副業を見つけるナイト』。
まずは、ゲストで鎌倉を拠点に活動されている柴田さんにどのような副業的な働き方をされているのかお話していただき、その後、mass×massスタッフの森川と来場者の皆さんと一緒に様々な角度から副業的な働き方についてお話を展開して行きました。
今回のゲストスピーカー
柴田大輔さん
鎌倉を拠点にシェアハウスやゲストハウスの運営を経験し、カフェ・バル・家具屋として顔を持ち、現在は働き方の多様性を考えながら 様々な活動に取り組む。趣味は散歩とサッカーと温泉と映画と酒です。将来は映画と温泉とBARをやるのが今の夢です。
秋田県から上京してきたという柴田さん。友達もいない、知り合いもいない、街を歩いていてもチェーン店ばかり。そんな日常に嫌気がさしていたときに手にしたのが雑誌BRUTUSの鎌倉特集だったそうです。
この雑誌を片手に鎌倉へ通いはじめ、ついに移住したのが3年前。今では、雑誌で紹介されている皆さんと友達になったのだとか!マスマスと柴田さんが出会ったのも一年ほどまえ。いつもすごい楽しそうに働かれている柴田さんに、仕事へのこだわり、暮らしの中で大事にしていることをお話いただきました。今回はその一部をご紹介します!
人との繋がりから仕事が生まれる?
コミュニティを大事にした営みから見えてきたもの
森川(マスマススタッフ) 今回のテーマが「副業的な働き方」ということで、鎌倉を拠点に活動されている柴田さんと一緒に副業のメリット、デメリットを交えながら、副業的な働き方から豊かな暮らしが見えてくるのか、探りたいと思います。まずは柴田さんにどのような働き方をされているのかお聞きしたいと思います。
柴田さん 僕は副業よりも暮らす場所を大事にしたいという想いがありました。居心地のいい居場所が欲しかった。それで鎌倉へ移住しました。
まず住みたいところに住んで、街を知るために散歩はじめて。
街にどんな人が暮らしているのか見えているうちに仕事が見つかったんです。
雑誌BRUTUSを片手に毎月鎌倉に通い、移住を決めた柴田さんは住む場所を決めてから仕事を探し始めたそう。その地域、コミュニティで求められていることはなんだろう、自分のスキルを活かせることは?と考えながらお散歩をしていた結果、ひとつの会社に勤めるのではなく、自然と副業というスタイルになったのだとか。
他の人と一番違うのは、いちいち移動していることだと思います。
なぜ移動しているかというと、一つは性格にあって集中力がないんです。移動をすることで気分転換になります。
そして、もう一つはたくさんの人に会えるからです。
1日のなかで誰にも会わない日がないくらい、毎日誰かと会ったり、会いに行っています。その繰り返しのなかで徐々に信頼関係が生まれてきてるんじゃないかと思いますね。
将来は映画館や温泉を運営したいという目標をあるそうです!明確な目標があるからこそ、いくつかの仕事を通じて必要なスキルを自分のものにし、一歩一歩近づいていってる印象を受けました!(あえていうなら、戦略的副業という感じでしょうか….)
きっと副業に向いている方というのは、人が好きな人だと思います。
あくまで提案ですが、副業を選んでほしいのは、普通は会えないような人に会えたり、友達もできますし、やりたいことができると思います。そうこうしていると豊かな暮らしができてくるんじゃないかなと。僕はオススメしています。
森川 柴田さんはたくさんのコミュニティに所属しているので、それぞれに紐づいた暮らし方や働き方が実践できたりするんじゃないのかなと思います。
柴田さん 本当にそうですね。コミュニティに対する意識が重要だと思っていて。自分が何をすればコミュニティに貢献できるのか。それを楽しくできればいいなと。
森川 自分の直感で、このコミュニティは面白そうだなとか、なんか得るものがありそうだなというところを選んでると思うんですが、実際、働く場所はどういう視点で選ばれていてるんですか?
柴田さん 瞬間的に空間を把握する能力がどんどんついてきたというか。もう癖なのですが例えばカフェでも行っても、そこでどんな人がそこに行ていてどんな会話をしていて、というのを瞬間的に感じるようになりましたね。そこで波長のあるところを見つけてます。
まずはコミュニティで貢献できるところから
自分の役割と居場所をつくっていく
森川 なんで副業するの?っていう大前提だと思うんですが、柴田さんの場合は、じぶんが最後に行っていた自分のやりたいこと、映画やバーや温泉。そのために一つの場所にいては経験値として少ないからこそ、いろいろなところに顔だして、経験値を増やしているという形の副業ですよね。
今からは会場にいる皆さんにも参加してもらいたいのですが、今すでに仕事以外のコミュニティがあったり、もしそれが副業に結びついているようでしたら、どんなことをしているのかおしえてください!
会場 私は副業はしているんですが、まだコミュニティとかは関係がなく。人との距離が遠いです。
森川 ありがとうございます。柴田さんは人との距離感がすごく近いですよね。距離感が近い中で仕事を獲得してっているから、それは一つの地域に縛るからこそできるのかもしれないですね。
柴田さん ぼくは営業ではなく“接近”って言ってるんです笑
だいたい酒場から始まりますね。
会場の皆さん 笑
森川 なるほど。笑
確かに、営業だとなんかね。柴田さんは明るい性格だからこそ、どんどんお友達を増やして繋がっていってますよね。
それでは、お隣の方はいかがですか?
会場 ぼくもいろんな面白い人とは酒場で会うんですが、面白い人の「こういうことやりたいんだ」っていう実現するパートナーとして、協業とかサポートをするのが好きなので、そういうことをずっと続けていたら、色々な地域での音楽フェスの立ち上げとか、運営するようになったんです。
それが、なぜか続いていて。ボランティアでやっていたんですが、パートナーの方にそろそろちゃんとお金を払うから仕事としてやってくれない?って言っていただいて。ちゃんと個人事業主として受けるようにしました。
森川 副業って、募集があって時給いくらでジョインする方法と、自らそれ面白そうだからやりましょう!って作り上げて行く副業と、2種類ある気がしますね。そういう意味では作っちゃうっていうスタイルがキーワードになりそうな気がしますね。
柴田さん たしかに接近して行くのって、やれそうだから行くんですよね。
森川 なにかやりたいっていうときに、いきなり起業するのってめちゃくちゃリスクが高いんですよね。でも副業というスタイルで小さくはじめてみる。それが本業になる可能性もあるじゃないですか。
柴田さんのようになんかノリでやれちゃうところからやっちゃうっていうのは、本当に良いと思うんですよね。
柴田さん 作りたい副業を作って行くコツは、終始、散歩だと思っていて。散歩していると地域の困りごとが見えてくるんです。
それこそ、鎌倉はお年寄りが多いので、ITに弱いんです。だからそれを少しやってあげるだけでなんかちっちゃいコミュニティができるんですね。そうしていくうちに集まってくる人たちができるスキルも見えてきて、コミュニティができて、気づいたら仕事になってるみたいな。
森川 副業をがちがちに捉えるのではなく、まずやってみる。なにか自分が貢献できるっていうところが副業になると思うんです。
このコミュニティに自分が貢献できるのかっていうのを考えてみる、柴田さんのいう接近ですね。
自分から作っていける副業ができると幸せなライフスタイルになって行きそうな気がします。
柴田さん、本日はありがとうございました!
さいごに
今回はイベントの内容をリアルタイムで文字とイラストで記録するグラフィックレコーディングを取り入れました!
制作していただいたのは原田雅さん。
どうしても、聞き漏れや取りこぼしをしてしまうなかで、このように視覚的にわかりやすくまとめられ、トーク内容をみんなで振り返ることができました!
来月以降も続けて行きますのでこちらもぜひお楽しみに!