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2017年8月からスタートした「ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム」は、横浜で活動するソーシャルビジネス事業者をアドバイザーや講師、プロボノ、事務局など、さまざまな立場の人がサポートするのが最大の特徴。そのなかでも、「プロボノ」による支援が、支援される側、支援する側、双方に非常に有機的な関係や成果をもたらし、このプログラムの伴走支援をより魅力的なものにしています。今回はそんなプロボノについてご紹介します！
 
 

 
 
皆さん、「プロボノ」という言葉を聞いたことはありますか？
 
「プロボノ」とは、それぞれの持つ社会人経験やスキルを活かして行なうボランティア活動のこと。普段は企業や行政などで働く方々が、終業後の時間や休日を使って、ソーシャルビジネス事業者のサポートをします。
 
「ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム」で、受講しているソーシャルビジネス事業者にプロボノとして関わっている方は合わせて13名！各々のスキルは、コンサルティングやファシリテーション、行政文書作成、企業提案資料作成などなど多岐にわたります。
 

プロボノメンバーが集まって団体に関するディスカッションを行なっています。
 
けれど、このプログラムでは、特定のスキルに留まらず、事業者が描く構想段階のアイディアを一緒になって悩んだり、他社の参考事例をいろいろ探し回ったり、事業者の頭の中にある考えを営業資料にしてみたり、印刷物の文言の修正をしたり・・・一般的な「ボランティア」より、さらに一歩事業に踏み込んで知恵を出し合い、手足を動かすようなサポートが行なわれています。
 
というのも、当プログラムでサポートをしている創業期の事業者は、まだまだ方向性が固まっておらず、事業を回しながら試行錯誤、軌道修正を繰り返しながら進んでいくから。そしてなにより、横浜在住または在勤のプロボノの皆さんにとって、横浜で行なわれているソーシャルビジネスへの関心が、自身の専門性を超えてサポートしようという心意気につながっているのかもしれません！
 

「ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム」を受講している株式会社Underlineへ具体的な活動や、ビジョンについてのヒヤリングのようす。
 
 
 

実際にいまプロボノとして活躍してくださっている皆さんの声がこちら

“今まで縁の無かった人たちとのつながりができた”
“事業者もプロボノ同士もバックグラウンドが違うので、価値基準もバラバラという状況は大変だったものの、刺激的でした！”
“普段の仕事では絶対知ることのできなかった世界を垣間見ることができて、本当に貴重な経験だった”
“自分のスキルや仕事への取り組み方を見直す機会になりました”
“本業以外も「仕事」として考えられるようになった。どうすればよいか考えることは、題材は違っても結局は同じだと気づけた”
“自分のスキルについて、その評価（過小評価または過大評価）を目の当たりにする貴重な経験だった”
”手探りの部分を事業者とともに作り上げていく面白さがあった！”
“理念に基づきバリバリと行動する事業者の姿に直接触れて、とても新鮮な刺激をもらった”
“事業を進める中で、周囲のニーズによって内容や形が変わり、それを柔軟にとらえて対応するという事業者のスタンスが、自分自身の仕事の参考になった”
 
プロボノは、ソーシャルビジネス事業者をサポートする仕組みですが、プロボノをする人自身にも変化をもたらしたり、気づきを与えたり、といった面もあります。まさに今、プロボノのとして関わる方たちは、それを実感していることが伝わってきますね！
 

『プログラム成果発表会』開催！

 
今度の3月3日には、「ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム」の成果発表会が行なわれます。半年間の事業者の成果をプレゼンするとともに、サポートを行なったプロボノの皆さんにも登壇してもらい、伴走支援の感想やコメントを発表してもらう予定です。事業者のプレゼン内容はもちろん、プロボノに関心があるという方々にとっても、とても参考になる機会です。ぜひ当日は成果発表会へ足をお運びください！