2018年5月28日、マスマスで開講されるスクールの説明会&キックオフイベントとして「街をクリエイティブに変えていく〜チャレンジを応援するコミュニティの育て方〜」を開催しました。
登壇いただいたのは、まちづくり会社ドラマチックの今村ひろゆきさん。
まちづくりをテーマに起業までのストーリーや東京都台東区での取り組みについてお話いただきました。
そして、スクールの修了生の3人も登場。
講座での学びや印象に残った講義など、トークセッション形式で振り返ってもらいました。
金曜日にも関わらず、50名近くの方々にお集まりいただき、熱気のある中でイベントが進んでいきました。
今回は、その様子をレポートします!
・横浜であたらしいプロジェクトをはじめたい方!最適なschoolが開講。
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ソーシャルビジネススタートアップ講座 2018前期
ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム
地域の課題解決をビジネスの力で!
人口370万人の大都市である横浜も高齢化の波が押し寄せています。地域の課題を解決しながら、持続可能なビジネスを展開する、ソーシャルアントレプレナーが数多く生まれる街こそ、豊かな街へ。あたらしいビジネスを生み出しながら、次の社会を作るチャレンジをしたい方、ぜひプログラムをご覧ください!
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ユニークな人たちが集う、増える仕組みを街につくる
元気な「まち」ってなんだろう?
そんな問いかけから今村さんのトークがはじまります。
これまでの活動から、元気なまちには、ユニークな人たちが増えるサイクルがある、と気づいたそう。
まちづくりを「ユニークな人たちが集う、増える仕組みを街に備えること」と定義して事業を進めているそうです。そのサイクルをつくる一歩目として、まず人が集える拠点をつくることからはじめます。
もともと、不動産デベロッパーのコンサルティング会社に勤めていた今村さんの扱う案件は東京の大規模開発ばかり。おしゃれで高品質な建物は魅力的な一方で、地価が上がり過ぎてしまい、新しいチャレンジが起こりにくくなっている危機感も感じていたそうです。
なるべく安い賃料で、面白いことをする尖った人に場所を提供したい。
しかし、まちづくりを継続的に収益を生み出す事業として確立させるには時間がかかります。そこで、最初は副業としてはじめることに。社長に相談し、週4日勤務にしてもらい、少しずつ出勤日を減らすかたちでスタートさせました。
そして2010年、街中の利用されていない空間を間借りするサービス「Ma Ga Ri」、浅草のシェアスペース「LwP asakusa」の2つの事業を立ち上げます。
今村 ひろゆきさん (まちづくり会社ドラマチック 代表社員) プロフィール: 1982年生まれ。幼少時代は4年間トルコ在住、学生時代は約100日で数カ国を周遊。2004年 早稲田大学商学部卒。 富士通にて国内・海外の半導体営業を経て、2006年 北山創造研究所にて首都圏、大阪等の商業施設プロデュース/ 再生の仕事に従事。2008 年よりエナジーラボへ転籍。2010 年 まちづくり会社ドラマチック立ち上げ。「街にユニークな 人材や活動が根づく仕組みづくり=まちづくり」とし、その実現のために様々なプロジェクトを進める。 http://www.drmt.info/
今村さんは、事業をすすめていくなかで、「やらないこと」も決めているそうです。
たとえば、大規模なリノベーションや設備投資をしないで最小限の改修にする。その代わりに、プロモーションや地域の活動や社会性高い活動を後押しする仕組みづくりに力を入れることで、地域経済へのインパクトを大きくしてきたそうです。
「sooo dramatic!」では、年間に197回イベントを実施。
地域の交流拠点として、たくさんの人がまちに訪れるきっかけを生み出しています。
SB講座修了生が当時の様子を振り返る
後半は、実際にソーシャルビジネス・スタートアップ講座を修了した3名とスタッフの高瀬によるトークセッション。
いまだから話せる講座での経験や本音をリアルに語ってもらいました。
・竹内竜太さん(2017年後期):動画プロデューサー。
・ナカヤタエさん(2016年前期):輝く女性を応援することを目指し株式会社Bonheurを創業。
・房前麻子さん(2015年前期):大船で『親子カフェことろん』を運営。
―――― まずはなぜSB講座を受講したのか、理由から教えてください。
房前さん 子育てしているママが社会参画できる場をつくりたいと考えていました。
以前、受講したセミナーでは絶対うまくいくよと褒められることが多かったんです。
ただ、友人の紹介でmass×massの治田さんにビジネスプランを相談したところ、ダメ出しをうけて….
悔しかったんですが、ここでもう一度ビジネスプランを練り直そうと受講することにしました。
竹内さん SB講座の最終プレゼンを見学しました。
そこで受講生の発表、それに対する講師からの具体的なフィードバックもあり。
自分のビジネスプランをブラッシュアップさせるために受講しました。
―――― 印象に残っている講義はありますか?
房前さん プレゼンテーションのやり方について講義が印象に残っています。
押さえておくべきコツを具体的に教えてもらえたのがとてもよかったです。
ナカヤさん 法人格についての講義がとても参考になりました。
それまで法人に関しては詳しくなかったのですが、自分の目的を達成するために選べる選択肢がひろがったのはよかったです。
竹内さん 財務のことを勉強できたことがよかったと思います。
無料の講座でここまでやってくれるのかと思い、印象に残っています。
――――ありがとうございます!講座期間はどのように過ごしていましたか?
ナカヤさん 私はパソコンが苦手でした。パワーポイントを使って資料をつくるのも初めてという状態。
それでも講座なかで協力してくれる仲間ができて、お昼休みに使い方を教えてもらっていました。仲間と一緒に作り上げていくという雰囲気があってとてもよかったと思います。
房前さん 寝ても覚めてもビジネスプランのことを考えていました。(笑) 平日はフルタイムで働いていたため、夕食も食べることができないくらい余裕がない状態で参加していましたが、それを乗り越えて修了できたのはいい思い出です。
―――― 最後に、いま受講を検討している方に一言お願いします!
房前さん 新たな価値観や仲間に出会える講座です。大人になってからストイックに何かを学ぶ機会はあまりないので、興味があるなぁ、どうしようかなぁと思っているのなら絶対参加した方がいいと思います。
ナカヤさん これから受講するひとは、自分の目的意識があると、今後創業した後にぶれないでいられるし、いろんな選択肢をつかんでいけるかなと思います。
竹内さん 来てわかる事があるので、是非参加してみてください!
エントリー締め切り迫る!6月10日まで!
アイデアをカタチにするためのスキルを身につけるための講義だけではなく、応援してくれる仲間づくりもできる講座。
このプログラムを受けてどんなチャレンジをするか、自分自身がどう変化するか。
たくさんの方々にとって充実した2ヶ月になればと思います!
興味関心のある方は、ぜひエントリーください!お待ちしております。
地域の課題解決をビジネスの力で!
【受講無料・募集開始!】
ソーシャルビジネススタートアップ講座 2018前期(6/10締切)
ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム(7/22締切)
◎それぞれのプログラム詳細はこちらから:http://massmass.jp/social/yokohama_lp/
(text : yuji saito / photo : hiroyuki horigome)