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全15コマを通じて起業に必要な知識やノウハウを体系的に身につける本プログラム。
さて、初回の講義では講座全体のオリエンテーションと起業のための心得についてお話ししました。講師を務めていただくのはLean Startup Japan LLC代表の和波俊久さん。現在、スタートアップの仕方がどのように事業の成否を左右するのかを研究している和波さんですが、かつて自身が事業の成功と失敗のどちらも経験されているので、それを踏まえたお話は、受講生の皆さんを大いに刺激しています!
和波俊久 Lean Startup Japan LLC代表 ◆プロフィール 自身2度の起業経験と、IT企業でのプロセスコンサルタントとしての活動を経て、2012年に"Lean Startup Japan LLC"を設立。 日本の「トヨタ生産方式」を起源とするリーンスタートアップの考え方を利用した新規事 業の立ち上げ支援を行っている。 プロセス コンサルタントの視点を活かし、「どのような事業を始めるか」ではなく「どのように事業を始める か」にフォーカスした独自のコンサル ティングを提供する。クライアントはベンチャー企業や将来起業を目指すアントレプレナーのみならず、新規事業創出を手がける 大企業や地方自治体にも及んでいる。 "Lean Startup Machine"(http://leanstartupmachine.com)や"Startup Weekend" (http://startupweekend.jp)といった世界的な起業家向けイベントなどでメンター(アドバイザー)としても活動している。 Lean Startup Japan LLC:http://leanstartupjapan.org/
1年目はチャレンジできる領域を増やしていく。
成功の反対は成功してない。
スタートアップをする上でやってしまいがちな“あるある”話をとおして、起業をするための心得をお話しいただきました。
たとえば、「はじめない人」とは、日夜資料のブラッシュアップをしたり、さまざまな講座を受けたり…延々と準備に明け暮れている人。こういう人は、結局起業はしません、と。また、「おちていく人」とは、ビジネスプランにこだわり続け、プランを変容できずに八方塞がりになってしまう人。起業とは絶え間ないリスクとの戦いで、そのリスクをいかにコントロールするのかが大切であるなど、「リーン・スタートアップ」という考え方の一端を教えていただきました。
「お金」「顧客」「ノウハウ」があればチャレンジは出来る。けれど、無理な勝負に出る必要は無い。イチローが言うように「遠回りこそ一番の近道」。和波さんの言葉は、まさに起業をしたいけれどなかなかまだ起業に至っていない人たちに、がつんと響きました。
次回の講義テーマは……
『ソーシャルビジネスの歴史的背景、現状把握、成功事例等』
産業能率大学経済学部准教授の中島智人さんが講師を務めます。
初回の講座で火の付いた受講生の皆さんが、どのような想いを持ち、プランを立て、行動をしていくのか、今後がとても楽しみです。