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PROJECT / INTERVIEW

【INTERVIEW】シェアオフィスに入居する藤澤専之介さんにインタビューしました!

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mass×mass
2Fシェアオフィス「TENTO」入居者
Peaceful Morning株式会社
代表取締役社長 藤澤専之介さん
 

入居募集中!
 

横浜関内エリアにある空きビルの1F・2Fをリノベーションしてつくられたシェアオフィス/コワーキングスペースmass×massは地域をオモシロク、豊かにしたい人たちが学べるスクールやあたらしいチャレンジをはじめたい人達が集うコミュニティプラットフォーム。50席のコワーキングスペースと30席以上ある専有空間シェアオフィス、そしてワークショップスタジオの3つのフロアを運営しています。
いままで以上に幅広い分野の起業家・スペシャリストが集い、良いシナジーが生まれてきています。
 
▶️【Check!】マスマスのシェアオフィスを見る!

 
 
RPAといったテクノロジーを活用をすすめる事業を展開しているPeaceful Morning株式会社の藤澤専之介さん。2019年7月にはマスマスカフェにもご登壇いただきました。
その時のイベントレポートはこちら!
 
今回のインタビューでは、起業の経緯についてスタッフのほりごめがお話を伺いました。

 
 

横浜であたらしいチャレンジをはじめた理由

 
僕自身が横浜の出身なので、横浜で起業したいと考えていました。都内に勤めていたときは、ベンチャー企業の集まりやセミナーには参加していて知り合いも多かったのですが、横浜ではそうした繋がりはありませんでした。
まずは横浜で精力的に活動していたり、ハブになるような人に会うために起業家コミュニティを探していたんです。

そこでコワーキングスペースをインターネットで検索していたら、起業家のコミュニティが形成されていて、かつ1番イケてるサイトだったのがマスマスでした。雰囲気の良い空間には、良い人たちが集まると感じていて。
 
横浜には住んでいたことがあり土地勘はあります。ただ、横浜は住む街なんですよね。働くというイメージがあまりなかった。なので、まずは横浜を拠点に活動している人の生の声が聞きに行こうと思いました。
 

 
起業という視点では、都内の方がやりやすいことがきっと多い。
それでも横浜で起業しようと思ったのは、家の近くで仕事したいという思いがありました。
 
都内に勤めていた時期は、毎日往復2時間かけて通勤をしていました。
当時、子供が3歳で保育園に行ってたんですけど、送り迎えもしていて。もし職場が横浜にあればその2時間を仕事や子供との時間使えるようになる。通勤時間をなくしたいという理由もあり、横浜に拠点を持とうと考えていました。
 
 

プロボノを通して変化した起業家へのイメージ

 
マスマスのサイトを見ていたらプロボノを募集している記事を見つけて、応募しました。
そこで出会ったのがウェブメディア「あそびい横浜」を運営している株式会社パパカンパニーの添田昌志さんです。
 
僕は人材業界で仕事をしていたので、ドラマチックな変化がある領域でした。ベンチャー企業へのイメージもピッチコンテストで優勝してキラキラしているような雲の上の存在のような印象があったんです。

ただ添田さんと話してると、等身大ですし、思いはあるんだけど、その…なんというか…スペシャルなビジネス経験をしてるわけではない。誤解を恐れずにいうと、普通の人でもチャレンジできるんだっていうのが一番感じたことでした。
プロボノを通して添田さんと出会いがあり、自分もチャレンジたいと思ったんですよね。
 

 
添田さんは地に足ついた事業をされていて、正直な経営者でもあり、分からないことあれば、分からないと聞けたり、苦手なことを言える経営者なんですよね。メディアだけで経営者を追っていくと、キラキラしたところばかりが取り上げられています。
プロボノとして添田さんに関われたからこそ、起業家のもうひとつの側面を見せてもらえて。そういう弱い部分もあってもいいんだと感じられたんですね。
 
プロボノの期間が終了した翌年に、マスマスで実施されていた「ソーシャルビジネス・スタートアップ講座」を受講して、起業しました。
 

事業を通して実現したい未来

 
いま取り組んでいる事業はRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)という分野で、ホワイトカラーの人がPC上でやってる業務やルール化できる業務を自動化するテクノロジーです。もう少し説明すると、単純作業を簡単に自動化できるでテクノロジーです。この領域でいろいろなビジネスを展開しています。
 

 
具体的には中小企業向けにRPAの導入支援をしたり、ツールを使いこなすための研修事業、そしてRPAについて知りたいという人向けにWEBメディアを運営しています。
 
僕は「我慢しないで働ける社会をつくる」ことを会社のビジョンとしています。
そもそも働くことが人生の100%の人というのはあまりないと思っていて。例えば趣味の時間だったり、家族の時間とか。
一方で、仕事をセーブしないと家族の時間がつくれないとか、家族の時間をつくろうとすると仕事で評価されなにくくなる現状もあります。
そこで、テクノロジーをうまく活用することでもっと効率的に働き、仕事以外の時間も増やせたら充実した生活をおくることができるんじゃないかなと。そういう社会を目指しています。
 

・Peaceful MorningのWEBサイト https://peaceful-morning.com/
 
一方で、正直にいうと、以前は僕も仕事100%で楽しい人だったんです。ギリギリまで仕事して、残業も普通にやっていました。
ただ、子どもが生まれたことがきっかけで価値観が大きく変わったんです。

印象的な出来事は、保育園に預けた子どもを初めてお迎えに行ったときでした。18時半のお迎え時間に間に合うように1時間前に会社を出たら東京の空が明るかったんですよ。
「え、明るい」と思って。明るいことにびっくりしました(笑)
 

 
そんなごく当たり前のことに驚きながら迎えに行ったら、気持ちが豊かになった感覚がありました。
僕たちは共働きなので、お互いに朝は忙しくてどうしても朝ごはんを食べさせるとか、保育園まで連れて行くことがタスク化していたんです。本当はそうした送り迎えや子どもと過ごす時間が幸せだっりするのに。
 
他にも子どもが生まれてから変化があって。例えば、いろんな人の気持ちが分かるようになりました。お年寄りとか、障害のある方とか、いろんな境遇にいる方たち。これまで頭では理解できていてもなかなか自分ごと化するのは難しかったんですが、子どもと向き合う時間を通して、いろんな人の気持ちが分かるようになり、人生が豊かになった感覚があります。
 
いま事業として取り組んでいる領域は資本主義に沿ったものに近いです。ただ、会社としては、社会に求められていることや、横浜のためになってる事業をしていきます。
事業にはSDGsを盛り込んでいきたいですし、売上がよければ良いわけではなく、社会にとって価値あることをしながら、ビジネスとしてもサスティナブルな状態を目指しています。
 
そういう視点では、事業の軸足をどこに置くのかが重要になると考えていて。
プロボノやソーシャルビジネス・スタートアップ講座を受けたマスマスに拠点を持つことは意味があります。ここには地域と関わりながら地域に価値をつくりたいとか、社会をよくしたいというマインドで事業をしている方が集まっているので、周りにそういう人たちがいると自分もその気持ちを忘れないでいられます。
 

 
そして今後はプライベートと仕事を両立させていきたいと思っていて。
どんなにビジネスがうまくいっていても家族の関係性が崩れていたら自分の幸せ度は低い。ベースは家族にあります。
家庭もうまくいっていて、ビジネスもしっかり回っている状態が理想。家庭と仕事は感覚的につながっていて、どちらかのバランスが崩れると、互いに悪影響がでてきてしまう。なので、とちらも良い状態で高めていけたらと思います!
 
 

関連情報:
◎Peaceful Morning:https://peaceful-morning.com/
◎RPA専門メディア:「RPA HACK」

 
(text / photo : hiroyuki horigome)