mass×mass
入居者
株式会社プラプラ
代表取締役/CXO 今井隆造さん
入居募集中!
横浜関内エリアにある空きビルの1F・2Fをリノベーションしてつくられたシェアオフィス/コワーキングスペースmass×massは地域をオモシロク、豊かにしたい人たちが学べるスクールやあたらしいチャレンジをはじめたい人達が集うコミュニティプラットフォーム。50席のコワーキングスペースと30席以上ある専有空間シェアオフィス、そしてワークショップスタジオの3つのフロアを運営しています。
いままで以上に幅広い分野の起業家・スペシャリストが集い、良いシナジーが生まれてきています。
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「イマココをもっとおもしろく」をコンセプトに、アプリ開発をはじめプランニングを幅広く手掛ける今井隆造さん。世界一周の経験やこれまで最先端で学んできたテクノロジーのノウハウを活かし、「近くを楽しめる」サービスを展開されています。
今回のインタビューでは、今井さんが描く街の未来像について、そして、なぜここ横浜に拠点をもったのか。
マスマススクエアの学生インターン小林璃代子がお話を伺いました!
動画マップアプリ「プラプラ」の原点
インタビュー前に今井さんが代表を務める株式会社プラプラのホームページを見ていると、「ゲーム制作」「世界一周」「バーテンダー」といった多彩な経歴が載っていました。
現在の事業を知るために、まずはこれまでのお仕事や力を入れてきたことからお聞きしました。
「大学生の頃は、記憶や思い出をみんなでマッピングしていくアプリの開発に力を入れていました。場づくりやリアルの場でのコミュニケーションにずっと興味があって。それは昔から今も変わらないですね。」
新卒で入った会社を辞めてから、ずっと行ってみたかったのだというバックパッカーでの世界一周旅へ。
「東南アジアからヨーロッパ、南米、北アメリカと巡りました。そこで感じていたのは、知らないで終わることが多いということ。
例えば、隣町でお祭りをやっていたことを後になって知るとかね。そのとき普段の生活でも、近距離のリアルな情報を得るが少ないのではないかと思ったんです。」
帰国後はバーテンダーやゲーム会社を経験し、さらに画像認識を得意とするAIベンチャー企業で最先端のテクノロジー技術を習得。
そして、長くテーマとしてあった「場づくり」と「テクノロジー」が組み合わさり、現在でもメインの事業となっている動画マップアプリ「プラプラ」を立案。2019年10月に地元の名古屋で株式会社プラプラを設立しました。
★「プラプラ」は、ユーザーそれぞれがその場を切りとった6秒の動画により、みんなで育てていくまちのガイドマップアプリ。 お店の中の様子や現在おこなわれているイベントなど、近くのリアルタイム情報を得ることができます。 動画アプリ「プラプラ」詳細はこちら
スマホ画面いっぱいの動画をみていると、まるで自分がそこに立って話しているかのような感覚に。店員が笑顔で「いらっしゃいませー!」と料理を提供する姿、雑踏が心地いい何気ないまちの日常、記念碑などの情報、スライドするごとにまったく違う景色。さまざまなもので街が構成されていることに気づかされます。
そして私がいちばんロマンを感じたのは、現在地からどの方向に何メートル離れているのかという表記。会いに行ける距離にある、自分の知らない世界になんだかワクワクしました。
横浜に居場所があること
起業して数か月、新たな拠点としてたどり着いたのがここ横浜。
「より歩いていて楽しそうなまち」を探していたそう。
2020年2月にマスマスに入居、名古屋と横浜の二拠点生活がはじまりました。
「気分転換に象の鼻パークなど、周辺の海辺を歩いてリフレッシュができるところが好きです。環境のよさでマスマスを選びました。
入居してから、マスマスは徐々に自分にとって安心できたり、誰かと会えたりするような “居場所” になりました。
マスマスの森川さんがいろいろな繋がりをつくってくだり、地元で事業をされている入居者さんとも知り合えて面白いです。」
これまでに世界一周で各国を見てきた今井さん。現在、名古屋との2拠点をするなかで横浜をどのように見られているのでしょうか。
「横浜はカラーの異なる地域が隣接しているのがいいですよね。居場所として楽しめるような個性あるまちをつくっていく仕掛けづくりのお手伝いができたらと思っています。」
まちをテーマパークのように楽しむ
そのまちならではの楽しみ方を発見し、魅せていく。今井さんを突き動かす原動力の源にはどのような未来の景色が広がっているのか。最後に活動の軸について伺いました。
「事業の軸としては、まちをテーマパークのように楽しむということを目指しています。
そのためにアトラクションマップ、キャラクター(世界観)、ゲストコントロールの3つをつくる。
近くで楽しめるコンテンツを発見するきっかけづくりをしていきます。」
動画マップアプリ「プラプラ」は、そこで個性ある店主がつくるお店の雰囲気を感じることができるアプリ。
AI技術を用いて社会の困りごとを解決する視点から開発した「やさしい混雑情報アニマド」の管理運営。
それぞれが向かう先は「イマココをもっとおもしろく」していくための仕掛けづくりです。
「テクノロジーを用いて、リアルをより楽しむ」
それは特色のあるまちが隣接し、さまざまな人が行き交う横浜という環境にフィットするコンセプト。そしてなによりも世界各地を見てきた今井さんだからこそできること。
インタビューを行うなかで、「リアルの場ありきなんです」という言葉が印象的でした。
AIやテクノロジーと聞くと、人と人とのコミュニケーションは排除されてしまうようなイメージがありましたが、今井さんが目指すまちの未来像には、そのどちらもが共存することでより「リアル」が面白くなるような新しい社会がありました。
これからの横浜の歩き方がどうなっていくのか、その先にどのような景色が広がっているのか、楽しみですね!
インタビュー直後の編集後記トーク
今回の記事と関係ある話があったり、なかったり。
インタビュー直後のリラックスしたトークをお届けします。
ぜひ、記事と合わせてお楽しみください。
(photo : ツクダテタクミ/text:小林璃代子)