LOCAL BOOK STORE kita.主催「書くこと講座(全3回)」の第1回を開催しました。
講師は作家の安達茉莉子さん、日々の暮らしのなかの感情や違和感に光をあて、言葉に紡ぎ出しています。今回の講座でも、自身の執筆活動に基づいた温かく誠実なまなざしで、受講生の皆さんの問いに向き合ってくれました。
全3回講座の初回となる今回は書くことへの心理的ハードルを乗り越える姿勢を学びました。
書くことへのハードルを下げて、世界の受信機になる

安達さんは、書く行為を「山登り」に例え、登る山はどれほど低くても構わず、まずは「完結させた実績を一つ作ること」が大切だと言います。
また、自分を「世界から情報や感覚を受け取る受信機」と位置づけ、他者との比較や評価を気にせず「自分が最初の読者として納得できる文章を作ることに集中する姿勢」についてお話がありました。
今朝の出来事を5分間で書き出す実践ワーク

講義では、今朝起きてから会場に来るまでの出来事や体感を5分間で書き出すワークを行いました。
結論を急いで焦ったり、綺麗にまとめようとする自分の癖に気づいたりしながらも、言葉を外に出すこと自体に楽しさを感じる声が多く、「まずは気負わずアウトプットする効果」を実感する時間になりました。
最後の質疑応答では、他者との類似性(既視感)への悩みに「自分自身の観察眼や固有の体験を掘り下げていくこと」、話し言葉になってまとまらない課題には「自身の特徴が最も現れるスタイルを活かすこと」など執筆を支える基盤となるアドバイスがありました。
次回、第2回「書いてみた! これ、おもしろいの?」に向けて

次回は、実際に受講生それぞれが執筆した文章を持ち寄り、他者の視点に触れながら自らの表現を鑑賞していくプロセスへと進んでいきます。
