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多様性ある豊かな社会をつくる!ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム受講生にインタビュー!

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”スクラムを組むように”
横浜でソーシャルビジネスを展開している事業者を対象とした支援プログラムが今年もはじまります。
 

 
 
次のステージを目指す事業者がそれぞれの分野の専門家、経験豊富なアドバイザー、アクションのサポートをするプロボノのみなさんとまさにスクラムを組むようにプロジェクトに取り組んでいく。このプログラムを通して横浜でソーシャルビジネスが発展していく環境づくりをしていきます。

 
さて、今回は昨年このプログラムに参加されたおふたりにお話を伺いました!
 
一人目はNPO法人日本補助犬情報センター橋爪智子さん
横浜に拠点を置きながら、補助犬についての理解を深める普及活動や、障害者の社会参画を目指し情報提供をされています。
橋爪さんが更新されているブログ「ほじょ犬って、なあに?」では日々の補助犬にまつわる紹介がされています。
 
二人目はヘルスケアマーケット・ジャパン株式会社坪井俊憲さん
介護人材マッチングサービス「ユアマネージャー」を開発し、運用しています。訪問介護の現場にある課題に注目し、解決すべく起業。ヘルパーさんが効率的に働けるようになり、業界の人材不足を解消することを目指しています。
  

橋爪さんと坪井さんにお話を伺ったのは講座が終わってから2ヶ月後の少し暖かくなってきた4月。
坪井さんはヘルスケアマーケット・ジャパンのロゴが入ったTシャツ姿でインタビューに臨んでくださいました!

それでは、プログラムに参加してどうだったか聞いてみたいと思います!
 
 

講義だけではなくアクションするところまで。
スクラムプログラムを受講して感じたこと。

 
堀篭  本日はよろしくお願いします!はじめに受講したきっかけから教えてください。
 

坪井さん  プログラムの募集がされていたとき、事業を立ち上げてから10ヶ月ほどでした。
当時は思いつく限りのことを一つひとつ試していたんです。

何か違う切り口からアプローチできないかと模索しているタイミングで、事務局スタッフの方にこの講座を紹介してもらい参加を決意しました。
 

橋爪さん  NPO法人日本補助犬情報センターは任意団体から数えると20年目なのですが、ちょうど3年前に理事体制を見直したところでした。法人としてのあり方、これからどこを目指して進んでいくのか、団体のあり方を再定義する節目のタイミングだったんです。

私が専務理事になったのですが、日々の仕事に追われ、組織の課題については何も改善ができていませんでした。本当になんとかしなくてはいけないという思いで飛び込みました。
 

堀篭  このスクラムは前半に講師陣による講義。その後の中間発表したあとは、アドバイザー&プロボノによる伴走がありましたが、その中でも印象に残っていることはありますか?
 

坪井さん  プログラム後半でアドバイザーの和波さんの「事業の経営基盤がいちばん重要」というお話は一番ぐっときました。いざ自分たちに置き換えて考えたときに、ここをやるしかないと思いました。
 

橋爪さん  そうですね。和波さんは、一人ひとりの課題を見極めて、いろいろな角度から具体的なアドバイスをいただいて。お話もとてもユーモアがありましたね。私もすごい笑いながら「全然ダメですね」って言われたのを覚えています(笑)
 

 
坪井さん  良い点も改善すべき点もはっきりと伝えてくれるんです。
ときに厳しいアドバイスもありましたが、私たちが一番欲しいのはそういう具体的な指摘なので、とても質の高い時間でした。
 

橋爪さん  私は事務局による伴走が本当に良かったと感じています。
これまでいろいろな勉強会に参加しましたが、いざ自分の団体に置き換えると何から手をつけて良いのか分からない。

ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラムでは講座が終わった後に、私が考えていること、やろうとしていることを文字と図にまとめたり、聞き役になっていろいろ引き出してもらい、やるべきことの優先順位を明確にすることができました。

講義を受けるだけで終わらず、アウトプットを出すところまでサポートしてもらえたことに本当に価値があると感じています。
 

坪井さん  意思決定のところまでサポートしてくれたのが良かったですね。
私たちも事務局にサポートしていただき、しばしばミーティングの後に飲みながら議論することも。お互いの本気度がわかり、自分一人で切り込むのが難しいテーマでも、課題と向き合うきっかけを頂きました。
 

 
堀篭  おふたりともイベントをされましたよね。実際にやってみていかがでしたか?
 

坪井さん  やってみて、気づくこと、今後につながるヒントがたくさんありました。
マスマスを会場として利用できたこともよかったです。このマスマスという”場”が持ってるパワーってありますよね。
 

堀篭  嬉しいです!ありがとうございます!
 

坪井さん  マスマスは何かしらのプロジェクトが進行していたり、イベントをやっていますよね。例えば介護にしか興味のない人たちでも、なにかしら引っかかるキーワードが見つかったりすんです。
 

橋爪さん  それぞれの団体で場を持つことってなかなか難しい。そういう意味でもマスマスがあることはとても嬉しいです。
私がマスマスカフェで登壇したときも、ここだから行ってみようかなと来てくださった方もいたはずです。

マスマスカフェでは障害者のかたと、参加者の皆さんが、近い距離でコミュニケーションを取れたことは、とても良いきっかけになっています。しかも飲みながら!
今はもう少し具体的に、補助犬ユーザーを囲んで、飲みながら本当の障害者理解に繋がるイベントをやろうという話が進んでいます。
 

堀篭  ぜひお二人の今後どなっていきたいか、お聞きしたいです。
 

坪井さん  まずは、ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラムで明確になった自分たちの商品、価値のあるサービスをしっかり提供していこうと思います。事業として継続させていくための基盤を構築し、介護業界の課題解決に向けて取り組んでいきます。
 

橋爪さん  私たちは補助犬理解を障害者理解へつなげていくために、自分たちが主体的に社会にアプローチしていく団体を目指します。企業とさらに多様な連携をしていきながら、まさに課題解決のための組織になっていきます。成果発表会ではアドバイザーの岩元さんに「これいけると思います。」と言われたのがとても嬉しく、原動力になっています。
 

 

堀篭  最後に、今年度受講する人たちに向けてコメントよろしくお願いします!
 

坪井さん  なんとかしたいことがある人にはぴったりのプログラムだと思います。
スピード感を持って自分からアクションを起こしていくことがポイントになります。私はチームメンバーと一緒に参加することで、会社の少し先の未来を考えながら、互いの意見を共有する場にもなりました。チームとして乗り越えたい課題がある方には良いきっかけになると思います!
 

橋爪さん  「こうしたい!」「ここで困ってる!」「なんとかしたい!」と本気で悩んでいる人は必ず大きな変化を掴めると思います。
横浜でなにか展開したいという人は是非受けて欲しいプログラムです。
 

堀篭  本日はどうもありがとうございました!

 
 

エントリーはじまる!7月21日(金)まで!

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『ヨコハマ・イノベーションスクラム・プログラム』は、マスマスを運営する関内イノベーションイニシアティブ株式会社が実施するソーシャルビジネスを経営する5事業者を半年間“地域”全体で応援する、アクセラレーションプログラム。

昨年度に引き続き今年度も実施されることになりました。
実際にソーシャルビジネスを行なう団体や企業を対象とした『個別支援プログラム』と、その事業者を支援したいという人のための『ソーシャルビジネス支援人材(プロボノ)育成プログラム(以下プロボノ育成プログラム)』の2つのプログラムを同時開講します。
プログラム詳細/エントリーはこちら

 
 

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