当プログラムは、関内イノベーションイニシアティブ株式会社が主催する、ソーシャルビジネスの起業を志す方を対象とした起業スクールです。
2014年度より横浜市ソーシャルビジネス創業支援事業として行ってきた「ソーシャルビジネス・スタートアップ講座」をリニューアルし、全8回すべてオンラインで実施、全国から受講可能です。起業のマインドセット、ソーシャルビジネスに関する基礎知識、事業計画の作り方、マーケティング、コミュニティづくりなどの講義で構成されています。講義だけでなく、プラン相談やプラン発表も含まれ、個々のプランをブラッシュアップできる機会が多数あります。また、オンラインでも互いに交流できる仕掛けを設け、受講生同士そして過去修了生とのコミュニティづくりに力を入れています。
▶︎プログラムエントリー / 詳細はこちら https://massmass.jp/event/svsp/2021/
2014年から7年間行われた「ソーシャルビジネス・スタートアップ講座」が「ソーシャルベンチャー・スタートアップ講座」として再スタートします!長年講師として関わっていただいているLean Startup Japanの和波俊久さんと弊社代表治田友香の対談を行いました。前身の講座スタート時からいままでを振り返りながら、社会の変化やソーシャルビジネス・ソーシャルベンチャー、起業についてさまざまなお話をお届けします。受講をご検討中の方、ぜひご一読ください!
この7年間のさまざまな変化
治田 お久しぶりです、和波さん。
和波 お久しぶりです。
治田 和波さんとまたお仕事ができることになりました。よろしくお願いします。
和波 7年間続けたプログラムは他にあまりないので、8年目もご一緒できてうれしいです。講座スタート時の2014年から振り返るということですが、7年前からの変化よりこの1年半の変化の方が圧倒的に大きいと感じますね。
治田 たしかにそうですね。
和波 社会起業という大きな枠組みだと、2000年代、2010年代でも随分変わったと思います。最初はソーシャルベンチャーなんていうより市民団体やボランティアでしたよね?それが今では何をやっても社会の利益になる時代になってきたように思います。
治田 その中で、私たちが最初に始めた「ソーシャルビジネス・スタートアップ講座」は、NPOであれ株式会社であれ、社会課題解決に取り組む方はどうぞ受講してくださいと呼びかけた、割と珍しい講座だったんですよ。私がそれまでに携わってきた非営利型の起業支援だけでは足りないものもあったし、起業講座というと株式会社や合同会社の設立という話になるし、社会課題解決というテーマを持ち出すと突然儲からなくてもいい、ボランティアでやるという話になる。こういったことにちょっと違和感を抱いていて、それらの足りないところをこの講座で実現したいと思いました。そして、時代の流れとともにちょっとずつマイナーチェンジしてきました。
治田 和波さんのお話は毎回刺激的です。その時のトレンドを再編集して、まだ起業するか迷っている人たちにぶつける。それによって、受講生はものすごく覚醒するわけですよ。その瞬間が面白い。
和波 学校を卒業してからずっと会社勤めをして何年も過ごしていると、世の中のベンチャー企業を経営している人たちが、朝起きてから夜寝るまでどういう時間の使い方をして、誰と会って、何をしているかなんて想像もつかないと思うんです。でも、僕が毎回講義で、それを不安に思う必要性はまったくない、違う世界を楽しんでもらいたい、ということをお話しして背中を押しています。
治田 ドンと押す(笑)
和波 投影スライドと言葉を通して、グーで背中を押していると思います(笑)
治田 「起業家は変人が多い」と和波さんはよく言いますが、その選択をした人たち皆が皆、上手くいくわけではないし、迷いがあって立ち止まったり、止めてしまうこともあります。そういうことも含め、人生の選択肢として起業があってもいいと思います。和波さんは講義でご自身の人生曲線を示されますが、受講生の皆さんもそれを自分に重ね合わせて、次の行動を考えるきっかけにしているんじゃないかと思います。
和波 僕は講義で、何かを始めることに恐怖を感じずにまずはやってごらんよというメッセージを伝えているんだけど、翻ってなんで僕たち起業家はそれを普通にできてしまうのかということを考えました。この10年間で止めざるを得なかったものがたくさんあって、一方で10年間続いているものなんてほとんどない。日の目を見てから止めざるを得なかったものと、日の目も見ずにそのまま葬らざるを得なかったものが山ほどあって、世に出せたものの方が圧倒的に少ない。そう思うと、止めることってなんてことはない。僕ら起業家はそういう世界に生きているんだなと改めて思いました。
治田 弊社も2010年12月に立ち上がったのでちょうど10年。同じように10年っていう人は多い気がします。
和波 2009年~2011年あたりで、急に潮目が変わったんですよね。
治田 さらにそこに東日本大震災というきっかけが加わった人もいますね。10年経って、和波さんのLean Startup Japanも次のステージに進まれるのですね。
和波 社会起業の枠組みに関わらず、自分のやっていることを社会に還元したらいつか役目を終えて次へ行くということを繰り返すんだと思います。
治田 私も小さいながら会社を経営していて、続けるというよりは、時代の流れのお役に立たなくなったらもういい、いつでも止めようと思っています。続ける意識より、お役に立っているのかどうか、そしてそれを決めるのは講座を受講してくださる方や、それを傍から見ている方たちだと思っています。そういう意味では、この7年間で修了生300名、起業家68名を輩出しているので、やってきたことは結構意義があるのではと思っています。
和波 僕自身も役目を終えたら次へと思うんですけど、一つのプログラムを7年やるという時間の過ごし方をすると、あたらしい話のヒントは受講生からいただいたりするんですよね。「なんでこんなことを課題だと捉えているんだろう?」と疑問に思って、プログラム終了後に調べたり、社会課題は今こうシフトしてるんだと理解したりするんです。すると、今自分が何を考えてお話しなければならないのかなど分かるようになってきますね。
治田 この講座では、ソーシャルビジネスに関する定義や意味を割と意識しています。単に社会にとっていいことを皆でやりましょうというより、社会課題というものが構造的にどうなっているのか、歴史的にどうなっているのか、そういうことを理解し、さらには公共サービスや市場サービスから排除された人たち、社会的に弱い立場にいる人たちの社会参加やサービスを意識するということを結構しつこく言います。絶対守りましょうということではなく、理解しておいてほしいと思っています。また、講座という場で一緒に互いの課題意識やプランを聞くという行為がすごく大事だと思っていて。19歳から70歳くらいまでの人が集うこと自体が珍しいし、この7年間の変化だと、途中から30代から40代のビジネスパーソンが増えてきたことも挙げられます。その方たちの中も、ご自身の人生で社会課題に触れてきている人たちと、全くそうでない、ある種純粋培養な人たちに二分されるんです。両者が考えるプランって全然違う。でも両者の異なるプランが同じ場所で共有されることで、互いに気づきがあったり、多様性とはこういうことなのだと気がつける。単にビジネスプランを書き上げて終わるだけではない価値がこの講座にはあると思ってます。
和波 たしかに投影スライドを見て書き写して終わるという講座じゃないですよね。書き写しているだけでは本当に何も起こらない。話だけ聞いて、自分が起業できない理由の答え合わせをしても意味がない。そうではないところが一番の価値ですね。
ソーシャルビジネスに清い心は要らない
治田 今回「ソーシャルベンチャー・スタートアップ講座」という名称でリスタートさせることになりました。これまでもソーシャルビジネスを立ち上げたい方たちの第一歩を応援する講座としてやってきましたが、コロナを経て、社会に良いことをするだけではだんだん足りなくなってきている、課題も山積、多様化・複雑・深化して行く中で、既存分野と掛け合わせるイメージがいいのではと思ったんですよ。そうすると、ソーシャルビジネスという言葉だけでは言い表せないものがあって。福祉や農業など旧態然とした分野にソーシャルビジネスを掛け合わせる、それをソーシャルベンチャーとしたいと考えました。ソーシャルビジネスは儲からない、ボランティアの延長でいい、法人格はNPO、そういったことだけで端的に理解されてしまうより、これまで持っていた概念を一歩先に進ませるきっかけにしたいと思いました。
和波 正直、あちらはお金儲けのITベンチャー、こちらは社会起業家といっても、実際は社会起業かどうかの境界線はほとんどなくなりつつあると感じます。7年前はまだまだ明らかに営利目的のプランを発表している受講生もいましたよね。でも、長い時間が経過する中で、何をもってソーシャルベンチャーとするのかというと、かつてのように事業内容で評価するのではなく、それを運営する人たちのマインドでソーシャルベンチャーかどうかを判断するべきなのではと思ったりしています。
治田 私はもう少し別の捉え方をしていて、自ら社会的起業家やソーシャルビジネス事業者を名乗るのではなく、ソーシャルか否かは受け手が決めることだと思ってます。だからこそ、ソーシャルビジネスの概念をきちんと伝えないと誤るかもしれなし、異なった解釈でソーシャルビジネスという言葉を使ってしまうかもしれない。せめて受講した方にはソーシャルビジネスに対する気づきとか責任を持ってくれたらいいなと感じてます。日本は海外と違ってソーシャルビジネスに関する国の制度がありません。それならばフラットに受益者がソーシャルビジネスか否かを決めればいい。まだまだ曖昧な時代だけど、願わくば私たちの提供する講座を経て、1人くらい雇用できたり、自分はこれやっていて良かったと思えたり、多少の地域経済に寄与できたり、そういうものを目指してほしいですね。別にたくさん儲からなくても、自分に給料が入らなくても、ちゃんと事業が回っていくということを意識する機会になればいいなと思います。
和波 別に清い心とか要らないですよね。
治田 そう、要らない要らない(笑)
和波 そこが一番勘違いされている気がする。
治田 だからといって、悪意をもってやってよいということではないけど、この講座で必ずしも社会的なことを取り入れなければいけないと背負い込んでほしくはないですね。結果として誰かの心を動かしたり、気づいたりしてもらえたらいいかなと。
和波 そこ、最も大事だと思います。それこそ俺だけ儲かればいいと心の底から思ってる人以外は、全員もうソーシャルビジネスと言っていいぐらい幅広くとらえていいのではないかと。
治田 なるほど(笑)
和波 株式会社だとそれなりに出資を受けたり、お金を借りたりして、はじめから責任を背負ったりしますが、もっと簡単に小さなハードルから始めた方がやっぱりいい。清い心を持つ必要はないし、最初のハードルは低いし、ソーシャルベンチャーって最高じゃん!って思いますよ(笑)深く考えない方がいいのかもしれないです。たとえば、いまは若い子の間ではサイバー空間でのいじめなんかもありますが、それも立派な社会課題です。僕らがかつて思い描いていたような社会課題とはかけ離れた世界がすでにある。
治田 そうですね。社会課題は解決された段階で次の社会課題が生まれたり、常に変動しています。社会課題解決にあたる人たちは、解決をしたら仕事が終わることもあるし、それを継続するために雇用しながら続けていかなければいけないケースもある。人によって選択肢は違ってくると思うんですが、社会課題解決であっても常に選択を迫られていますね。
和波 昔は行政自治体の取りこぼした分野がソーシャルベンチャーの市場であったのは間違いないけれど、いまサイバー空間で起きていることでも、そこで現実に一人でも痛みを抱えている人がいるのであれば、それをどうにかするのも立派なソーシャルベンチャーですよね。
治田 新しい規制や別の仕組みを作ることだったり。
和波 行政自治体の手が回ってないところをどうにかするとか、SDGsという言葉に縛られるとかではなく、もう少しオープンにソーシャルベンチャーをとらえてもいい時代になってきた気がします。特に2020年を超えてからは。
治田 NPO業界でよく言われるのは、社会課題解決のためにNPOがいるわけではない、行政と企業が取りこぼしたものを拾うだけじゃなく、新しい価値創出をすることが存在意義である、と。だから、新しい価値創出という気概がないと続かないし、誰かに追随するのでもなく、自らが立ってちゃんと発信してゆく主体であってほしいと思います。
起業の扉を開けないのはもったいない
和波 ソーシャルベンチャーや社会課題という言葉自体も、日々新しい受け止められ方をしている中で、起業や起業家という言葉も、本当に少しずつですが一日ごとに変わってる気がします。僕が常々講座で言っていたのは、起業家は自らが取った行動が最終的に結果としてすべて自分に返ってくるということ。それが受講生の皆さんとの最も顕著に違うところで、それを振り切ってでも起業家としての生き方をするのか決めることが大事だと思っていた時期があるんです。でもいまは、会社員をしながら社会課題と戦う方々がたくさんいるじゃないですか。たまたま雇用形態が従業員というだけで、その人もやはり起業家なんですよね。一概に起業家を定義することも難しくなってきたと強く感じます。
治田 和波さんがよく言う「起業はライフスタイル」、その通りだと思います。自由に選択ができる自分であること、そして実際に行動を起こすかどうかはその時の環境とか状況によるから、来たるべき時のためにその心構えとして学んでおくことはとてもよいことだと思います。だって、知らないまま始めたら怪我するじゃないですか?思い付きですぐに会社を辞めてしまったら、いままで当たり前のように給料が振り込まれてきた状況とはがらりと変わってしまう。そういうことは、すでに起業をしている私たちには分かるわけですが、長く企業勤めをされてきた方が想いばかり先行して深く考えずに会社を辞めてしまうなんてこともあります。すると、怪我をすると思うんです。辞めなければよかったと思うでしょうし。だからこそ、起業をすぐに促すよりも、講座が一度きちんと立ち止まって整理する場でもあっていいんじゃないかと思います。いますぐでないのなら、いつ始めるのかを考える機会でもあると思います。
和波 このプログラムがなんとなく気になっていて、受講しようか迷いながらこの記事を読んでいるだけでも、もうすでほかの人とは違う意識ですよね。あとは実際に参加するかどうか。受講すると記事の内容よりもさらに深い内容がプログラムの中で提供されていて、いろんな人と出会える。また、参加する方たちの中には、このプログラムで初めて自分の考えていることを人に伝える体験をする人たちもいる。自分の考えは相手に話さなければ考えていないのとほぼ一緒。だから、基本的に考えは人に話して、批判されたらまた新しい問いが生まれればいいんです。これが最初の扉です。誰しもそこは一緒なので、まずは起業の入口に立つことが大事ですね。
治田 その入口に入ってきてもらっても間違いはないですね。これまでにたくさんの方が受講してくださってますし、受入れ体制もバッチリです。私たち事務局や講師陣がドンと構えて待っているので、恐れずにまずは踏み込んでみてほしいですね。起業という選択をしたら、きっと楽しいと思います。
治田 今、大企業では社内起業などの機会が結構たくさんあると聞きます。新規事業創出をどうしたらいいのか迷っている人にも来てもらえるといいかもしれません。
和波 起業するかしないかの境目があるわけではなく、一生この先どちらかに決めてくださいと言っているわけでもない。起業してからまた会社員に戻るのも全然かまわない。そのハードルも全然下がっていますしね。
治田 その人なりの選択がここに来れば間違いなくできる、ということを伝えたいですね。
和波 二度と戻れないかもなんて心配しなくてもいい。あと、お金の心配はやめてほしいですね。もちろん派手な使い方や間違った使い方、たとえば返ってくる見込みのないところに投資するなどはNGです。そのあたりは気を使わなくてはダメですが、基本的に使わなければお金は減らないので大丈夫です。
治田 なるほど。
和波 僕の会社名であるリーンスタートアップというのは、いかにお金を使わずにビジネスの価値を高めるかということをやっているんですが…
治田 それは頭を使うということ?資源を使うとか?
和波 そう。商品を作るとコストがかかるけど、商品の宣伝をするだけならSNSなど使ってタダでできる。ちゃんと頭を使えるようになれば、無駄にお金は減りません。
治田 お金をどう使うかの勉強よりも、どういう方法で自分のビジネスを最大限スケールさせるかというところに気を配った方がいいっていうことですね。
和波 お金の心配だけでこの扉を開けないのはやめてほしい。
治田 でもやっぱり心配だけどね(笑)
和波 もちろん使いすぎている人は僕も首根っこ掴みますよ。不動産のハンコ押そうとしている人とか(笑)
最後に一言メッセージ
和波 講座を運営している治田さんたちは気づいていないかもしれないけど、他のさまざまなプログラムを見ている僕からすると、この講座は特徴的です。
治田 どんな特徴だろう?
和波 近所づきあいをしているかのような感覚になりますよね。良い意味でのお節介をかけてくるし、受講生同士お互いのことが分かってくると、誰かの応援をずっとしてプログラムを終える、それでも大満足という感じ。
治田 たしかに近くなりますよね。私たちとしてはそれほどべったりやっているわけではないけど、社会課題といった枠組みで集った方たちの特性として、人と関わりたいとか、何か一歩を踏み出したいとか、関係性の中で何かを築きたいというのがあるので、互いに共感し合えるんだと思います。それが和波さんの仰る「ご近所づきあい」なのかもしれません。物理的に近くに住んでいるという意味だけではなく、心理的なご近所感みたいなものですね。けっしてベタベタせず、お互いをリスペクトしながら、適正な距離感を保ち、あらたな人間関係を形成する。起業したい人にそこら辺で出会わないじゃないですか。普段なかなか起業について話せなくても、この枠組みに来たら気軽に話せる。受講してくれた人同士が絶妙なコミュニティを作っている。私たちの講座は、そこが得意なのかもしれませんし、それが変わっているということなのかもしれません。
和波 うん、すごく変わっています。というと、一方で人と話すのが嫌だ、苦手だという人は敬遠するかもしれないけど、それもまたちょっと違うんですよね。プログラム期間中、話さなきゃいけない場面を除いて、黙っている人もこのプログラムの中ではしっかりと存在感がある。意味、わかります?
治田 わかります、わかります(笑)
和波 周りがその存在感を認知している。治田さんが言うようにベタベタしているわけではないんですよね。この講座の受講生同士、心や理解、思考など、2ヶ月弱の間でそこそこの密度の何かしらの繋がりが出来上がる。そんな繋がりが生まれなかった期はきっと一度もないですよね?
治田 そうですね。集まる人たちの属性でコミュニティのタイプは変わるけど、毎度やってよかった、次も楽しみだと事務局も感じていました。私たちがとても嬉しいことは、講座終了後にまた戻ってきたいと思ってくれたり、横で繋がったり、そういったコミュニティに自然となっていること。そこは自信を持ってご提供できるものになっていると思います。
和波 今回、受講生の皆さんと直接お会いできないのはさみしいなぁ。でも、たとえオンラインでも、新しい方たちとお目にかかれることがすごく楽しみです!
治田 私も本当に楽しみにしています。こういったプログラムが、今の皆さんのモヤモヤに少しでもお役に立つのではと思っています。ぜひこのコミュニティに思い切って飛び込んでみてください!お待ちしています。