このコロナ禍において飲食店をファンと地域とともに支える取組
飲食店アップデートセミナー応援金の採択事業者を決定しました!
関内イノベーションイニシアティブ株式会社(横浜市中区北仲通 代表取締役社長 治田友香)では、昨年10 月~12 月にYOKOHAMA FOOD LOVERs プロジェクトの一環として実施された「飲食店アップデートセミナー」おいて、受講者の中から応援金支給先が決定しました。本セミナーでは、今やるべき経営上の改善点を明らかにし、コロナ時代でも売上を伸ばしていく視点と、ファンづくりについて実践的に講習しました。セミナー受講者の飲食店を対象に、売上アップ、販路開拓、IT による情報発信や顧客管理、ファンコミュニティづくりに関する費用を予算書に基づき総額100万円の応援金を支給します。
【採択飲食店】 4件
横浜ビール | 横浜クラフトビールシティプロジェクト | 30万円 |
TSUBAKI食堂 | デリバリー専門店『小松菜食堂』 | 25万円 |
ウチルカ (有)金子石油 | ファンとつなぐ24h計画「艶とろチーズケーキ」 | 25万円 |
ナウモさんのラザニア&カフェ | 自家製冷凍食品(ラザニアを中心としたイタリア料理)の販路開拓 | 10万円 |
【奨励金】 2件
ael.(成瀬優子) | ael.yokohama (ヒト・モノ・コト・バショに出逢える) | 5万円 |
Nori Foods(荒木典子) | 『横浜の素材、商品、人を繋いで広げたい! 「横浜おいしんぼエンジェル」の役割を可視化する』 |
5万円 |
飲食店アップデートセミナー応援金について
概 要
〇この応援金は、売上アップ、販路開拓、IT による情報発信や顧客管理などに取り組む、市内飲食店が行う事業に対して、その費用を関内イノベーションイニシアティブ株式会社(以下、Kii)が助成するもので、売上・付加価値率前年比3%アップをめざす事業を対象としました。
〇応募者は、飲食店アップデートセミナーを受講した、市内で飲食店・物販(食材卸・キッチンカー)等を営む中小企業・個人事業主など。本セミナーを4回以上受講したものとしました。
〇採択事業は、2022 年1 月10 日から3 月31 日までに実施していただき、6 月に成果報告会を予定しています。
選定方法
〇選定は、YOKOHAMA FOOD LOVERs 実行委員会から、小山嚴也氏(関東学院大学学長)、五十嵐洋志氏(関内まちづくり振興会理事)、中村圭氏(株式会社メディアジーン執行役員)の3名が担当。
〇評価項目は、目的性、実現性、将来性、チャレンジ性としました。
〇応募総数は6 件。応援金の採択者は4 件、奨励金を2 件とし、総額100 万円の支給を決定。
講 評
〇コロナ禍で多くの飲食店が休業や営業時間の短縮、提供メニューの変更などを余儀なくされ、危機的状況に置かれている店舗も少なくなかったと思います。今回の申請は、今やるべき経営上の改善点を明らかにし、コロナ時代でも売上を伸ばしていく視点と、ファンづくりについて、創意工夫が感じられる内容でした。
〇採択事業は、「まちづくり」、「デリバリー商品の開発」、「冷凍食品の商品化と販路開拓」と異なるアプローチであり、コロナ禍における飲食店の可能性を感じさせるものであり、展開が楽しみです。
〇奨励金の採択者は、それぞれの力を発揮して、横浜の地産地消をさらに盛り上げていただきたいです。
〇注文をつけるとすれば、それぞれの取り組みに特徴づけが不足している点です。昨今、商品に強烈なストーリーがないと良い商品であっても埋もれてしまいます。3月末までの期間にしっかり取り組んでいただき、6 月の成果報告会で、飲食店アップデートセミナーの受講生と成果を共有してください。
採択飲食店 詳細
住所:横浜市中区住吉町6-68-1 横浜関内地所ビル
電話:045-641-9901
内容:本プロジェクトは、自社商品の消費喚起だけでなく、10 以上ある横浜のクラフトビール会社と協力し、「横浜をクラフトビールの街へ」というまちづくりの一環として行います。ビールに関わる生産者の「ストーリー」「人」を伝えることを大事にし、新たなファンとの繋がりから集客、売上に繋げます。期間中、①横浜のクラフトビール提供イベント ②横浜の醸造所とコラボビール開発 ③ビール醸造所を巡るビアバイクツアーを実施します。
住所:横浜市中区本町6-50-10
電話:045-641-9901045-211-4300
内容:新たな業態として、デリバリー専門の『小松菜食堂』を立ち上げ、横浜野菜を使用した地産地消料理を体感してもらい、TSUBAKI 食堂の顧客層の拡大と横浜野菜の周知に努める。
1 月 メニュー考案、広告宣伝の準備、新規のデリバリー業者との契約
2 月 販売開始、メディア広告の拡大
3 月 新商品の開発、横浜の企業との連携
住所:横浜市青葉区鴨志田町561-1 パインドエル金子1F
電話:045-961-6522
内容:ウチルカの店舗前に自動販売機を設置し、楽天ランキング部門1 位を獲得した「艶とろチーズケーキ」を24 時間販売します。周辺住民の通勤通学者のファン層を拡大し、販売の効率化にも取り組みます。菓子製造だけでなく惣菜販売も視野に入れており、この取り組みを手作りの味を気軽に買えるモデルケースとし、地元ママの活躍を応援するウチルカブランドの確立につなげていきます。
住所:横浜市金沢区
電話:(問合せの際は、YFLs 事務局まで)
内容:ナウモさんは横浜在住して20 年超、バリスタトレーニングの責任者。シニア起業として、自家製冷凍食品(ラザニアを中心としたイタリア料理)の製造販売を目指し、販売実績をつくり、最初にBtoB の顧客を獲得します。ラザニアはつくるのに手間がかかるので、メニューに取り上げにくいですが、冷凍ラザニアなら手軽にお客様に提供できます。
商品の差別化のため、地産地消などのこだわりの食材やストーリーを組み立て、市内でのビジネスネットワーク構築に取り組みます。
将来的にはキッチンカーでの販売やバリスタトレーニング教室も開催する予定です。
奨励金
内容:はまふぅどコンシェルジュの人材を活かし、横浜を地産地消の面から盛り上げ、人のつながりをこれまで以上に強化します。運営メンバーが出店者を取材して広報し、出店者のファンづくりを応援します。そのために、まずは ael. の認知度を高め、SNS による情報発信力を強化しま
す。Instagram 登録数350 件(83 件増)をめざします。
内容:はまふぅどコンシェルジュメンバーで立ち上げた地産地消を応援するグループ「横浜おいしんぼエンジェル」は、おすすめの横浜野菜や加工品をマルシェやカフェで販売、横浜野菜や加工品を使ったお惣菜販売やランチの提供、横浜地産地消に関するイベントの企画運営をしています。売上アップ3 年後10%増をめざし、まずはLINE@登録2022 年3 月までに20 名から200 名に伸ばします。
YOKOHAMA FOOD LOVERs プロジェクトについて
YOKOHAMA FOOD LOVERs プロジェクトは、横浜市内に飲食店を展開するお店のオーナーや地域の飲食ファンの方が、お互いにオススメやホットな情報を発信し合い、ゆるくつながりながら、横浜の食文化の魅力を高めていく地域交流型プロジェクトです。店長やお客さんの顔が見える関係に重点をおき、飲食を軸としたファンコミュニティ形成を目的としています。
さらに、メディアと一部デリバリー機能を備えた地域密着型ヒューマングルメサイト【YOKOHAMA FOOD LOVERs】を立ち上げ中、2月4日(金)にグランドオープンとなります。お楽しみにお待ちください!
YOKOHAMA FOOD LOVERs サイトの特徴
\ 想いやストーリーが刺さる!/ → 価格やアクセスじゃない本当の魅力をちゃんと伝える
\ お店の雰囲気や店長の趣味のタグから検索できる!/ → 自分にあった「居場所」が見つかる
\ デリバリー機能とコミュニティアプリと連動!/ → 店とさまざまな角度から接点が持てる
【YOKOHAMA FOOD LOVERs サイトイメージ】
お問い合わせ先
関内イノベーションイニシアティブ株式会社 YOKOHAMA FOOD LOVERs プロジェクト事務局
TEL: 045-274-8701(平日10 時~18 時)
mail: kii-info@massmass.jp
担当:中川
関内イノベーションイニシアティブについて
関内イノベーションイニシアティブは、横浜関内関外地区の業務再生を目的に2011 年に開設したソーシャルビジネスのインキュベーション施設「mass × mass 関内フューチャーセンター」の運営会社。コワーキングスペース、シェアオフィスには現在約 90 社が入居。社会起業家・ NPO ・ IT ベンチャー・各種士業・コピーライター・ WEB デザイナーなど異業種コミュニティが増殖中。「食と農のプロデューサー養成講座」などこれまでに仕掛けた起業講座の受講生は 1000 名を超える 『横浜の食卓』 出版プロジェクトのプロデュース、クラウドファンディング CAMPFIRE の横浜パートナーも担っている。
▶︎会社概要はこちら
※本事業は、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金〔ビジネスモデル構築型〕の一環で行うものです。